約 3,515,481 件
https://w.atwiki.jp/izimematome/
このページは2ch(主に人生相談、メンタルヘルス、教育・先生など)の情報を元に 「いじめと、いじめにどう対応すれば良いか」 をまとめたページです。 なお、Wikiですので誰でも編集出来ます。 いじめ対策として有効なサイトとなるよう、皆さんのご協力をお願いします。m(__)m Wikiの編集の方法が分からない場合はコメント欄に記入して下さい。 誰かがコメント欄を元に編集してくれるかもです。 (特にいじめられた時どうするか「他人に相談できない場合」、都道府県別メール相談窓口の情報を募集しています。) Wikiは、皆さんのご協力によって成り立っています。 よろしければ2chでこのサイトをコピペ、宣伝して下さい。 よろしくお願いします。 ○2chのいじめ関係板 人生相談@2ch掲示板 メンタルヘルス@2ch掲示板 教育・先生@2ch掲示板 ○いじめ対策系 いじめられっ子応援おうえんHP いじめ撲滅ネットワーク いじめ意見交換 学校裏サイト問題 ~俺たちにも何か出来る~ ○最新いじめ関連ニュース フランス政府が学校でのいじめに厳罰、最高10年の禁固刑 - Forbes JAPAN 学校配布のタブレットでいじめ14件 県内小中学校 無断で撮影、加工も - 新潟日報 SNSがきっかけでいじめが始まらないように、AIができることはたくさんある| - @DIME YouTuberとメディア、真っ向勝負の歴史 朝倉未来の写真週刊誌報道から振り返る(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「重大事態」認定、半数止まり いじめ関連の不登校 文科省20年度調査|熊本日日新聞社 - 熊本日日新聞 いじめに発達障害……悩んだら気軽においで 少年鑑別所が助けます - 朝日新聞デジタル 旭川女子中学生“いじめ”事件 助けを求めるも学校側は“いじめ”を認めず・・・いじめを防ぐには?背景には問題点も【報道特集】(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 生徒に「SNSのパスワード」を提出させる…練馬区の中学校でミス、教育委員会が謝罪(弁護士ドットコムニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 炎上、いじめ、拡散…ネットのリスクどう考える 動画など投稿する高校生らに求められる“正しい判断”(埼玉新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 貴島明日香“びしょ濡れ”でお天気レポ「イジメだ」「何でわざわざ…」 - まいじつ 中国の行為は「いじめだ」 台湾への圧力、米下院委員長が強く批判(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 中村勘九郎、伝説の歌舞伎役者演じる いじめに耐え大逆転(産経新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 朝倉未来「弱い者いじめ」批判から一転、称賛を集めたリスク対応力(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース Apink パク・チョロンのいじめ主張…ネットユーザーが反論「脅迫罪で送致?事実ではない」(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース いじめ見ぬふりしない 鳥栖の小中学生が「こども宣言」 - 西日本新聞 抵抗できない職場の上下関係、日常的にいじめか クレーン暴行事件(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 大人も“加害者”?いじめSOSのメール - NHK NEWS WEB <2021ミス・インターナショナル>日本代表は佐賀県出身の松尾綺子さん いじめ経験から「誰かの希望になれる存在になろうと」(毎日キレイ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース タブレットいじめで大分県教委「管理徹底していく」(OBS大分放送) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース いじめや虐待、理解を 当事者ら語る 「しんかみごとう子どもサミット」(長崎新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース April チェウォン、いじめ疑惑に対する釈明文の公開から7ヶ月…インスタで久しぶりに近況を公開 - Kstyle TikTok、法務省と連携した啓発キャンペーン「#誰かのことじゃない」第2弾『ネットの誹謗中傷・SNSいじめ・個人情報の取扱い』をテーマに12月4日より展開 - PR TIMES いじめの心理学:なぜいじめるのか、どう防ぐのか(碓井真史) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【独自】“消された書き込み”に学校は・・・ 東京・町田 “タブレットいじめ”(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 奈良県教委 公立全児童や生徒にいじめなどアンケート調査へ|NHK 奈良県のニュース - NHK NEWS WEB 渋谷区いじめ防止基本方針 - city.shibuya.tokyo.jp 愛知 中3男子刺殺 逮捕の生徒 2月にいじめ「ある」と回答 - NHK NEWS WEB 【速報】愛知 中3刺殺「いじめられた」 逮捕生徒がアンケートに回答 - www.fnn.jp いじめ訴え受け別クラスに(共同通信) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース いじめの訴え、学校が市教委に報告せず(共同通信) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 群馬・山本一太知事、魅力ランキングは「いじめの構図に近い」(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 逮捕の少年、学校アンケでいじめ訴え(共同通信) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 悲劇繰り返さない AI巡回、チャット凍結も 学習端末 いじめ防止で栃木県内|社会,県内主要|下野新聞「SOON」ニュース|下野新聞 SOON(スーン) - 下野新聞 ひきこもり、いじめ、自殺…“子供や若者”に関するデータを確認できる「子供・若者インデックスボード」(TOKYO FM+) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 少年、一部行為に「いじめ」供述 愛知の中3刺殺、直前の経緯捜査 - 47NEWS 子どもをいじめからどう守る 中学生死亡の旭川市で市民集会|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp いじめゼロ、得意を伸ばす未来の学校 ニトリ会長と子どもたちが対談 - 朝日新聞デジタル 海星高2自殺「いじめ」報告書から3年 再発防止へ 遺族が長崎県に要望(長崎新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース いじめ問題”で韓国バレー界追放の双子選手、新チームが「暴力根絶キャンペーン」実施(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 尾木直樹氏「ネットいじめ」が増えた背景を解説「コロナ禍の現象だと思います」(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 高2自殺、「いじめが原因」と地裁認定 残したLINEが鍵に - 朝日新聞デジタル 子どもの「SOS」どう気づく? 専門家は“いじめの避難訓練”を提案(TeNYテレビ新潟) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 木下富美子氏の〝いじめ〟主張に現職女性都議が反論「126人全議員の意思」(東スポWeb) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース “いじめをなくすには” 中学校で全校生徒が意見交換|NHK 新潟県のニュース - nhk.or.jp メーガン妃の弁護士、ドキュメンタリー番組でいじめ疑惑を全面否定「扱いにくい上司ではない」(ELLE DIGITAL) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 横粂勝仁弁護士 木下都議の弁護士の“いじめ”発言に疑問「政治家は公人。悪いことをしたら追及は当然」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「職場いじめ」を告発したら、会社から「強制異動」を命じられた会社員の絶望(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ネットいじめ対策急げ 高校生8%経験、ゲームが主舞台 - 日本経済新聞 坂上忍、木下富美子都議の弁護士の「いじめ」発言に「主観が強くて大丈夫なのかってハラハラしちゃいました」(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース RIP SLYME 一部メディアの「いじめ」報道を否定「そういった事実は一切ございません」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「学校や職場で見られる、いじめの構造と同じに思えてならない」木下ふみこ都議の代理人弁護士が都議たちの対応に苦言(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 重大ないじめの調査のあり方 文部科学省が検討始める - NHK NEWS WEB 香川県 昨年度の“いじめ”報告件数は3031件 見逃さないための対策などを協議(KSB瀬戸内海放送) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 高校1年のある日、突然いじめが始まった 私を孤立させようとした衝撃の理由は(高校生新聞オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース RIP反論「いじめ一切ない」「元メンバーとあえて呼びますが」脱退は認めるも(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ビッグボス・新庄監督の意外な真実、メジャー時代の壮絶なイジメ、白人至上主義的な迫害(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「分配」の陰で激増する「いじめ自殺」 「使い潰し型」資本主義が日本を滅ぼす(今野晴貴) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 小3で集団いじめ 不登校とひきこもりに 経験者で支援者の大橋さん「みんなが当事者」 - 沖縄タイムス かつては公務員もいじめで挫折 女子プロレスラーが変えた“真っ暗になった人生”「夢はひとつじゃない」(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 育児やいじめの相談、無料で受け付けます 少年鑑別所がオンラインで(毎日新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「私は女性! これはいじめだ」ヨルダンに男性疑惑をかけられたイラン女子代表GKが怒りの主張「訴えるつもりでいる」(THE DIGEST) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ハロウィンの仮装で「ダサい」といじめられた少年。母親は「子どもたちも、言葉の暴力を理解して」(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 虐待・性被害・いじめ等を受けた子どもが再び傷つかないために。こどものためのワンストップセンターを支える継続寄付者20名募集! - PR TIMES いじめ問題 石巻で教育講演会 教職員に弁護士助言 - 河北新報オンライン 森保監督への「イジメ」は、もうやめよう。ズレている論点と危険なリテラシーの低さ。(森田泰史) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース いじめで転校「重大事案」宗谷管内の小学校|NNNニュース - 日テレNEWS24 いじめ被害の実名 誤投稿 県内の私立中高一貫校(HOME広島ホームテレビ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 女子中学生自殺ほう助事件で判決 遺族「いじめ問題は学校と争う」 浜松市 - www.fnn.jp 私立の中高一貫校で いじめ被害訴える生徒の実名を誤投稿 広島 - NHK NEWS WEB ネットいじめ、我が子を守るには 親の「本気」示そう - 日本経済新聞 「いじめ問題で追放」韓国女子バレー双子の姉イ・ジェヨン、ひざ負傷で帰国…ギリシャ出国から1か月(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース まさか自分が「いじめのターゲット」になるなんて。中学時代の実体験を漫画に(ウォーカープラス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 自閉症の10歳黒人女児が自殺、学校でいじめか 司法省報告書の数週間後 - CNN.co.jp 「いじめを隠蔽する教員ほど出世する」学校現場がいじめ認定に消極的な根本原因 防止法の趣旨がねじ曲げられている - PRESIDENT Online いじめ心の叫び1冊に 武蔵村山のNPO - 読売新聞 長崎県、いじめ関連文書を黒塗り一転開示 自殺高2の遺族訴え受け - 西日本新聞 兵役のいじめや体罰。韓国人YouTuberが語る『DP -脱走兵追跡官-』(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 新潟県燕市で中学生が「いじめられてた」と遺書残し転落死 学校調査では「いじめの兆候は見つかっていない」 - 文春オンライン 軽いノリで「やっちゃった」 コロナ禍で増えるSNSいじめ | 子どもは3密で育つ!?~コロナ時代の学校から | 岡崎勝 - 毎日新聞 「それにしても残酷ないじめ方だった(笑)」三國連太郎が明かした…高倉健が受けていた激しすぎる“しごき”の実態 - 文春オンライン 小6女児自殺 市長付属の機関が再調査へ 東京 町田 - NHK NEWS WEB 「校内いじめ」告発して報復?真っ赤に腫れた頬を公開の女子高生、視聴者「衝撃」=韓国(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース いじめの標的になった私 暴言吐かれ、おなか蹴られ…でも親には「学校楽しいよ」|高校生新聞オンライン|高校生活と進路選択を応援するお役立ちメディア - 高校生新聞 “いじめ認知”減少も不登校は過去10年で最多…「コロナだろ」と言われた児童生徒も【宮崎県】(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 旭川いじめ、無関係なのに「人殺し」 ネット上、膨大なデマ拡散 - 毎日新聞 - 毎日新聞 長崎の県立高でいじめ報告書 「重大事態」判断に遅れ(共同通信) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「なぜいじめでないという判断に」 旭川中2死亡、母が感じた理不尽 - 朝日新聞デジタル 「ブスで根暗!」いじめ&パワハラの職場で…陰湿な美女に負けず、自虐女子が“ブスのまま美しく”なるまで(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース いじめ問題の構造改革への挑戦…子供のSOSをどうキャッチするか?竹之下倫志氏インタビュー<後編> - リセマム “タブレットいじめ” 遺族ら町田市に訴え(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「これ以上、『大丈夫』を演じられない…」東日本大震災で転居した中1少女が手首を切った“4年に及ぶ陰湿いじめ”の手口(文春オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 山梨県北杜市 女子中学生が自傷行為 いじめ問題 専門委が市教委などに提言(UTYテレビ山梨) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 大津いじめ自殺10年 生徒の父親 “子どもの命 守れていない” - NHK NEWS WEB 大津中2自殺10年 「いじめは人を殺す〝凶器〟」 - 産経ニュース いじめ防止対策推進法等に基づくいじめに関する対応について(事務連絡):文部科学省 - 文部科学省 “いじめを積極的に認知し対応を” 文科省 全国の教育委に通知 - NHK NEWS WEB どこからが「いじめ」になるのか、法律上の定義とは?弁護士が中高で特別授業 - ダイヤモンド・オンライン ひろゆきが断言「『いじめられる側にも問題がある』は100%間違い!」 - ダイヤモンド・オンライン 大人もわかっていない「いじめとは違いの否定」だ - 東洋経済オンライン いじめは犯罪? ~実は3種類ある法律上の「いじめ」~(神内聡) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース total - today - yesterday -
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1709.html
誰も救われない話 35KB 悲劇 差別・格差 れいぱー 久々にてんこの出ないシリアスものです。 ※餡子ンペ09に出展するはずだった作品を書き直したものです。 ※駄文、稚拙な表現注意。 ※俺設定注意 「ふう・・・今日は次で終わりにするか。」 寒々とした山で俺は一人で白い息を吐いた。リュックを背負い、手に持ったスコップを小脇に抱え、目当ての物を探し求める。 真冬だから当然寒いが、このあたりは雪が積もらないのでまだ動きやすい。 目当てのもの。それは冬篭りしているゆっくりの巣だ。 と言うとゆっくりをむりやり寒空に引きずりだして虐める虐待お兄さんと勘違いされそうだがぜんぜん違う。 自分はゆっくり学部の学生で別に虐待趣味もない。 今回教授から出されたレポートのテーマが「冬季におけるゆっくりの生態」な為、それを書くのに必要な話をゆっくり達に聞きに来たのだ。 友達からは図書館の資料やネットで調べればいいじゃないかと言われたが、どうもそれは性に合わない。 真実はいつも自分の足で探し求めなければならない。それが俺のポリシーだ。 まあこれは同じ幻想大学の射命丸先輩の受け売りなのだが。 「おっ!?あれなんてそれっぽいな。」 そうこうしているうちにそれらしき穴を見つける。直径1メートル強ほどの横穴でいかにもゆっくりが住み着きそうな感じだ。ガイアがこの穴を探せとささやいてるぜ。 穴の脇にスコップを置き、ライトを取り出す。中腰になりながらそろそろと俺は中に入る。 なにやら丸いものが穴の中で動いている・・・ビンゴだ。 居るのはれいむか?まりさか?俺は目を凝らす。 しかし・・・・ 「・・・なんだ?こいつ?」 俺はそのゆっくりを見て思わず声を上げてしまった。 その奇妙なゆっくりは何度も見たことがあるけど、はじめて見るゆっくりだったのだ。 誰も救われない話 わかりづらい言い方をして申し訳ない。しかし本当にそうとしかいいようがないゆっくりなのだ。 それは金髪のぱちゅりーだった。大きさは子ゆっくりより一回り大きいくらいでぱちゅりー種特有のぼうしからキラキラ光る金色の髪をのぞかせている。 もちろんぱちゅりー種自体は腐るほど見たことがある。 テレビで雑誌でゆっくりショップの店頭で。野良で野生で飼いゆっくりで。 むしろ一度も見たことがない人間こそいないだろう。とにかく何度も見てきたのだ。 しかし金髪のぱちゅりーなど見たことがない。 もしかして新種・・・?だとしたらゆっくり学部の学生としてこれほど興味深い個体はない。 興奮しながら洞窟の中に入る俺。当然逃げようとするぱちゅりーだがそれをむんずと捕まえる。 薄暗いのでぱちゅりーをライトで照らし、まじまじと見た。もし新種だとしたら大発見なのだが・・・ 「なーんだ・・・」 すぐに興奮と期待は落胆へと変わる。結論から先に言えばそれは新種でもぱちゅりーでもない。 それはぱちゅりーの帽子をつけたありすだった。よく見れば、ぱちゅりー特有の太い2本のもみ上げもなく髪も短い。薄暗い洞窟の中なので分からなかったのだ。 しかしそうなると別の疑問が湧いてくる。なぜこのありす、ぱちゅりーの帽子など着けているのだろう? ゆっくりにとって飾りはアイデンティティそのもの。命の次に大事なものなはずだ。 時折、飾りを失った野良が他のゆっくりを襲い、そいつのお飾りを奪うこともあるがそれも同じ種類のゆっくりでしかやらない。 このケースのようにありすがぱちゅりーの帽子を被っているケースは皆無といっていいだろう。 だとしたらなぜ?わからない・・・ 「お・・・おにいさん!!そ・・そのこをはなしてあげてね!!!」 「ごほ・・・ごほっ・・・そのおちびちゃんはぱちぇたちの・・ごほっ・・だいじなおちびちゃんなの・・・」 ありすを抱えたまま考え込んでいた俺だがゆっくり達の声にハッと我に返った。 おそらくこのありすの両親なのだろう。そこにいたのはまりさとぱちゅりーだった。 ぱちゅりーはかなり顔色が悪く声をだすたびゴホゴホと苦しそうに咳をしている。今にも死んでしまいそうで、見ているこっちがハラハラしてしまう程だ。 ますます謎が深まる。こいつらが親だとしたら子供はまりさ種かぱちゅりー種かのどちらかしか生まれない。 なんでありすが産まれたんだ?チェンジリンク?例えそうだとしても帽子の謎が解せない。 「お・・おねがいします!!おにいさん!!そのこをつれていかないでくださいぃいいい!!!おちびちゃんはとってもゆっくりしたいいこなんです。」 顔を擦り付けるようにして懇願するまりさ。人間で言うところの土下座といったところか。 どうやら俺を虐待お兄さんか密猟お兄さんか何かだと勘違いしたらしい。俺は慌ててありすを放し、事情を説明する。 自分は虐待お兄さんでも密猟お兄さんでもないこと。 研究のためにゆっくりの話を聞いているだけで危害を加えるつもりは一切ないこと。 そして協力してくれれば冬ごもりに必用な食料(野菜クズ)をあげること。 最初は疑わしそうにしていた3匹だが、野菜クズをやると聞くとピクリと反応を示した。冬のゆっくりにとって食料の確保は死活問題である。仮に十分な量を確保できていたとしても多いにこしたことはない。 「ねえ、おとうさん。おやさいがてにはいるのならきょうりょくしてあげてもいいんじゃないの?」 「ゆう・・・おちびちゃん・・・でも・・・」 「うちはだいじょうぶだけど、ごはんさんがたりなくてふゆをこせないところがあるかもしれないわ。そういうところにごはんさんをわけてあげるのよ。ぱちゅは・・・だいじょうぶだから・・・」 「ゆう・・・おちびちゃんがそういうのなら・・・・」 ありすに促されあまり乗り気ではなさそうだがまりさも承諾した。 「ごほっ・・・さすがまりさとぱちゅりーのおちびちゃんだわ・・・むれのみんなのことをかんがえることができるなんて・・・おちびちゃんならきっとみんなをゆっくりさせられるりっぱなもりのけんじゃになれるわ・・・ごほごほっ・・」 咳き込みながらも笑顔のぱちゅりー。子供が順調に次の長として成長しているのがうれしいのだろう。 「・・もちろんよ。ぱちぇはおかあさんみたいなりっぱなゆっくりになるんだから。」 そういって母ぱちゅりーにすーりすりするありす。ありすなのにぱちぇが一人称というのは違和感があるが、それ以外は仲睦まじい親子の微笑ましい光景だ。 しかし俺は見てしまった。 喜んでいるぱちゅりーの傍らでありすとまりさの表情が一瞬、影がさした事を。 それはやるせなさや罪悪感に満ちた顔だった。 「すまないな・・・・わざわざ寒いとこまで出てきてもらってしまって・・・」 「ゆう・・・いいよ。そんなこと・・・」 俺、まりさとありすは洞窟の外へ出た。ぱちゅりーを1匹だけ巣に残して。 狭い洞窟では落ち着いて話もできないので外で話を聞くということにし、具合の悪そうなぱちゅりーは巣で待っているよう俺が提案したのだ。 自分の家族が見知らぬ人間に連れて行かれることに不安そうなぱちゅりーだったが、どの道病弱な自分がいっても足手まといにしかならないと判断したのかあっさりその要求を受け入れた。 「さて・・・この辺でいいかな・・・」 俺は巣から少し離れた場所にある岩に腰掛けた。ここならすぐそばに茂みもあるので風もこない。まりさ達も寒くないだろう。 まあ場所はどこでも良かったのだ。ぱちゅりーのいない場所ならどこでも。 先程の表情で俺は分かってしまった。この2匹はぱちゅりーになにか隠し事をしていると。 おそらくそれがぱちゅりーの帽子をかぶったありすという奇妙な状況に関係があると俺は踏んだのだ。 「で・・・話というのはそのありすのことなんだけど・・・」 「ゆう・・・やっぱりにんげんさんにはわかっちゃうんだね・・・・」 ため息をはきながらまりさはつぶやいた。通常ゆっくりは飾りで個体や種族の認識を行う。さきほど親ぱちゅりーが子ありすを同じぱちゅりー種だと思っていたのもその為だ。もちろん人間相手には通じない偽装ではあるが。 それを見破られても驚かないあたりこのまりさ、人間とゆっくりの認識の違いについてちゃんと理解しているようだ。 「良かったら話を聞かせてくれないか?勿論タダとは言わないからさ。」 ゴソゴソと俺はリュックから残りの野菜クズを出す。これだけあれば冬もかなり裕福に過ごせるだろう量だ。 「これだけあれば他のゆっくりにも配ることができるぞ。そうすれば群れで餓死するものもいなくなるんじゃないか?」 「でも・・・・」 迷いながらもチラリと子ありすをみるまりさ。どうやらありすのことを気にしているらしい。 「いいのよ、おとうさん。ぱちゅのことはきにしないで。このにんげんさんはいいひとみたいだし・・・」 そんなまりさにニコリと笑うありす。 「・・・ついてきて、にんげんさん。あんないしたいばしょがあるの・・・」 そう言うとありすは跳ねだした。 なにやら深い事情がありそうだ。俺もそれについていく。 後でまりさが悲しそうな表情をしていたのが、やけに印象的だった。 10分程歩いただろうか。眺めのいい丘の上でありすは跳ねるのをやめた。 「ここよ。おにいさん・・・」 そこはわずかばかりながら冬にも関わらず花が咲いていた。なかなか景色のいい場所だ。 「これって・・もしかして・・・墓なのか?」 小さな盛り土にお供え物らしき、花や木の実が置いてある。 「ええ・・・これはほんもののぱちゅりーのおはかよ。」 本物のぱちゅりー?どういうことだ?本物が死んだのならお前は一体何者なんだ? 混乱する俺をよそに、ありすは近くにあった花をプチリとちぎりそっと花を墓に供えた。 そして静かに語り始めた。なぜ自分がぱちゅりーになったのかを。 ありすはあるゆっくりれいむの子として生を受けた。植物型にんっしんっで3匹姉妹の末っ子、2匹のれいむの妹としてだ。 「ゆっくちしちぇいっちぇね!!」 ありすは夢見ていた。両親と姉妹に囲まれたゆっくりした生活を。 母親にすーりすりしてもらい、姉妹全員で日なたぼっこやお歌を歌ったりする。夜は一緒にむーしゃむーしゃして幸せな気分でみんなで眠る。 そんなささやかなゆっくりとしての幸せをありすは望んでいた。 しかしその夢は誕生してすぐに打ち砕かれることになる。 「・・・・・・・・」 母れいむはありすの誕生のご挨拶に答えない。ただ冷たい目でありすを見下ろしているだけだった。 子ありすが母れいむから受けた視線。それにはありすへの愛情もありすが誕生した喜びもない。 その視線には憎悪と汚物を見るような嫌悪感しか存在しなかった。 「・・・?ゆっくちしちぇいっちぇね!!!」 挨拶のしかたが悪かったのかと更に大きな声で挨拶するありす。しかし、れいむの険しい表情は変わらない。 それどころかありすの髪を口でガブリとくわえそのまま巣の外へひきずり出し始めた。 「やめちぇね!!いちゃいよ、みゃみゃ!!」 頭頂部の痛みに泣き叫ぶありす。人間で言えば髪をつかまれ引きづられているようなものだから当たり前だ。 しかしれいむは止めようとはしない。ありすをくわえたまま外に出て・・・ぶんとありすを放り投げた。 べちゃ!!! 「ゆべっ!!いちゃい・・・いちゃいよ・・・みゃみゃ・・」 地面に叩きつけられたショックにのたうつありす。 幸いクリームが出るような傷は負っていないがそれでも痛いことには変わりない。肉体的にも、そして精神的にも。 自分はなにもゆっくりできないことなんてしてないのになぜこんな仕打ちを受けねばならないのか。 涙がひとしずくありすの頬をつたう。あまりに理不尽である。 しかし現実は非情だ。ありすが痛みで動けない間に母れいむは入り口を木の枝でふさぎ始めている。 ありすは慌てた。このままではおうちに入れなくなってしまう。痛む体に鞭打ち起き上がる。 「みゃみゃおうちにいれちぇね!!」 必死に入れてと懇願するがするがれいむは全く聞き入れようとしない。入り口をふさぎ終わるとそのまま巣の奥へ消えていってしまった。 「どうちて?ありしゅもゆっきゅりさせてぇええええ!!!」 声の限りさけぶありす。しかし巣への入り口は堅く閉ざされたままで二度と開くことはなかった。 「ゆーんゆーん。みゃみゃおうちにいれてぇえええ!!!」 「きょんなのとかいはじゃないいいいい!!!」 見れば泣き叫ぶありすは自分一人ではない。この群れの至る所で赤ありす達が巣に入れてもらえずにいた。 なぜこのようなことが起こってしまったのか。 実はこの群れは1週間程前にれいぱーありすの群れに襲われていたのだ。 不幸中の幸いだったのはこの群れの長がみょんだったこと。自身もゆっくりとしてはかなり強いほうで、日ごろから合間を見ては群れの皆にも稽古をつけていたのでこの群れは戦闘能力が他の群れより高かったのだ。 なんとかれいぱーの撃退に成功した群れのゆっくりたち。数、身体能力ともに上回るれいぱーありすを退かせることができたのだから奇跡といってもいいレベルの勝利だろう。 しかし勿論こちらも無傷とはいかない。多数の死傷ゆっくり、そしてれいぱーありすによってにんっしんっさせられたゆっくりがでてしまった。 「どうしようおさ・・・れいむ、れいぱーのこなんてうみたくないよ・・・・」 「まりさもだよ・・・それにこんなにおちびちゃんがうまれたらごはんさんもたりないよ・・・」 「・・・みょん・・・」 みょんは困った。このみょん、戦闘や戦術に関する能力は高くても、群れを治める政治能力は並なのだ。この難解な局面を乗り切る妙案など浮かぶはずもない。 悩んだあげくみょんは以下の事を群れに告げた。 子供はきちんと産み育てるようにすること。守らない場合は制裁の対象とする。 ただしその子供にはありす種は含まれない。例え何があっても群れとしては関知しない、と。 つまりありすは間引こうが、捨てようがお咎めなし。事実上のありす種の棄民政策だ。 一見、無責任で薄情に思えるが、これはみょんにとっても苦渋の決断だった。 季節は晩秋。もうすぐ冬ごもりだ。にんっしんっしている子供達全員を育てれば間違いなく冬が越せない。 それにれいぱーありすにそっくりなありす種の子供達を育てることは精神的にも酷だろう。家族や仲間をれいぱーに犯し殺されたものも大勢いるのだから。 今回の戦いでの戦死者は赤、子ゆっくりも多く含まれている。その分の食料をこれから産まれてくる子供達の食料に回せばなんとか半分程度は育てられそうなのだ。 そう、ありす種以外の半分を、である。幸いにもこの群れにはありす種はいない。 ちなみにまだこの赤ありす達はマシなほうなのだ。生まれる前に間引きされた実ありすも数多くいたのだから。 産んでもらえただけ、生きているだけでまだ幸運といえるだろう。絶望しかなくても生きていることを幸運というのなら、だが。 こうして産まれながらにして親に捨てられた赤ありす達。 厳しい大自然の中で、親の庇護のない赤ゆっくりの運命など朝露のように儚い。 「ゆぁあああああああああああん!!!」 赤ありす達の鳴き声はいつまでも森にこだましていた。 その後、巣の前で待ち続けたありす達。しかし二度と巣の中へ入れてもらえることはなかった。 たまに出てくる大人ゆっくり達に助けを求めてもチラリと一瞥されるだけで完全に無視。無理に近づこうとして体当たりを喰らいそのまま動かなくなった者もいた。 それでもありすは待ち続けた。いつか許される時が来るのを信じて。 「・・・・・よ。」 (ゆっ?みゃみゃのこえだよ) 入り口ごしに聞こえる母の声。聞き耳をたてるありす。 「みゃみゃ、どうしてあのこをおうちにいれてあげないの?」 「あにょこはれいみゅのいもうちょなんでしょう?」 どうやら先に生まれた姉れいむたちと母れいむが何か話している。 妹をなぜ巣へ入れないのか不思議に思っていたのだ。姉妹なのだから当然の疑問だろう。 「いい、おちびちゃんあのこはね。れいぱーなんだよ。」 「ゆっ!?れいぱー。」 驚く姉れいむ達。産まれたばかりでも本能的にれいぱ−がゆっくりできないものだというのは分かるようだ。 「そうだよ。あいつはれいぱーなんだよ。むりやりすっきりーして・・えいえんにゆっくりさせちゃうれいぱーなんだよ!!」 れいむは絶叫する。外まで聞こえるような大声で。いつしかその声は涙声になっていた。 「あいつらのせいでれいむは・・・れいむは・・・うわぁあああああ!!!」 巣の中で泣き崩れるれいむ。このれいむもまたつがいのまりさとその子供を犯し殺され、自身も無理やりにんっしんっさせられた。 その悲しみが癒えていなかったのだ。 そんな母親の姿にショックをうける子れいむ達。しかしもっとショックを受けたものがいた。 (ありしゅが・・・れいぱー!?) ゆっくりは餡子(クリーム)に記憶を受け継いでいる。だから生まれながらにして言葉もしゃべれることができる。 その記憶が言っている。れいぱーはゆっくりできないものだ。そして自分がれいぱーと同じありす種であることも。 そのゆっくりできないものだと実の母へ断言されてしまったのだ。 (しょんな・・・しょんなことって・・・) 確かに踏みしめているはずの地面がグニャグニャと歪んで見える。それほどありすはショックを受けていた。 巣の中からは母れいむの泣き声が聞こえる。まるでありすを責め続けるように。 この赤ありす、他の赤ゆっくりと比べて飛びぬけて賢く、善良だった。しかし賢いがゆえに全てを悟ってしまったのだ。 もはやありすに帰る場所など存在しない。なぜなら自分はゆっくりできないれいぱーなのだから。 そうどうしようもなくありすは理解してしまった。 ヨロヨロと巣から離れていくありす。 行く当てがあるわけではない。ただ母の泣き声が聞こえない場所に行きたかった。 数日後、そこにはボロボロで痩せこけたありすがいた。 その頭にはあるはずのカチューシャもなく、跳ねることもできずズリズリと這い回っているがそれすらも休み休みである。 あの後ありすはなんとか一人で生きようとした。 なんとか食べられる草、そして自分が住むおうちをさがす。 しかし現実は甘くない。 もう冬に近い山々にはほとんど食べられる草など存在せず、都合良く先住者のいないうちなど見つからない。 時折見かける他の群れのゆっくりに助けを求めても誰もありすに係わり合いになろうなどしない。母れいむと同じ侮蔑や嫌悪感がみえみえの表情で無視されるか、理不尽に罵倒されるだけ。 時には「れいぱーはしねぇええ!!!」などと言われながら体当たりされそうになることもあった。 挙げ句の果てにカラスの襲撃に遭い命の次に大事なカチューシャを取られる始末。 最初は良く見かけていた他の捨てられた赤ありすも見なくなった。おそらく厳しい自然の前にあえなく全滅したのだろう。 ポツ・・・ポツ・・ いつの間にやら雲行きまで怪しくなってきた。雨はゆっくりの大敵で長く当たれば溶けてしまう。小さなありすなら尚更だ。 しかしありすにはもう雨風をしのげる場所まで動く体力は残されてなかった。 このまま雨で溶けて死んじゃうのか・・・・そうありすが覚悟したとき。 「ゆっ?あれは・・・」 目の前に大きな洞穴が見えた。あれなら雨風をしのげそうだ。 あそこで雨宿りをしよう。そう思い最後の力を振り絞り跳ねていく。 これが自分の運命を大きく変えるとも知らずに・・・ 「はぁはぁ・・・・ゆふぅ・・・」 洞窟にたどり着き一息ついたありす。しかしこの洞窟にはすでに他のゆっくりが住んでいた。 「ゆっ!?だれなのそこにいるのは!?」 急に詰問されてビクッとするありす。そこにいたのはこの辺りの群れの長であるゆっくりまりさだった。 「ご・・・ごみぇんなしゃい!!だれきゃのおうちとはしらなかったんでしゅ!!」 なんとか許してもらおうと小さな体を縮めて謝る。この山はれいぱーが良く出る為ありす種の地位が甚だ低く、ましてやれいぱーの子など犯罪者予備軍としてしか扱われない。巣に無断に入れば問答無用で潰されても文句は言えないのだ。 「ごほごほっ・・・どうしたのまりさ。なにかあったの?」 そのとき巣の奥から声がした。 暗がりの中目を凝らしてみるとそこに顔色の悪いぱちゅりーが座っている。腹部のあたりが膨らんでいるので胎生にんっしんっしているらしい。 「ゆぅ・・・それがおかざりのないおちびちゃんがきているんだよ。」 「むきゅ?おちびちゃん・・・ごほ・・・なにかあったの?よかったらぱちゅたちにはなしてくれないかしら。」 怯えるありすに、にっこりと笑いかけるぱちゅりー。 ありすは涙ぐむ。ありすはこれまで優しくされたことがなかった。 今までありすが受けたもの。それは憎悪や嫌悪そして侮蔑といった負の感情ばかり。 こんなふうに微笑まれたことなどなかったのだ。 ありすは話した。その不幸な生い立ちの全てを。 時に涙で声をつまらせながら。時に涙で顔をクシャクシャにしながら・・・・ 「ゆう・・・そうだったの・・・」 あまりに酷い話に言葉も無い二匹。ありすのしゃくりあげる声だけが巣に響く。 二匹ともありす種の差別に心を痛めていたのだが、ここまで酷いとは思っていなかった。 特にぱちゅりーはこのありすの境遇に深く同情したようである。 「ねぇまりさ。このこ、しばらくおいてあげることはできないかしら・・・ごはんはぱちぇのをはんぶんあげるから・・・」 「ゆう・・・・・」 まりさは困った。食料のことではない。食料ならこれから生まれてくる子供の分や冬ごもりの分を考えても余分にある。 にんっしんっしているぱちゅりーも小食。問題は別なのだ。 問題は・・・・この子がれいぱーありすの子だということ。 このあたりはれいぱーが多く、いつ豹変するかわからないということでありす種は迫害される傾向にある。 事実ありす種は隔離された場所に住まわされているくらいだ。 ましてやありす種でお飾りもない子など他のゆっくり達が群れの一員として認めてくれるはずもない。れいぱーの子である以上、今は良くても将来れいぱー化する可能性もある。 まりさはこの群れの長だ。ゆっくりでなしと言われようが群れの未来に禍根を残すような存在は排除するのが正しい。 そう長としては正しいのだが・・・ まりさはありすを追い出さなかった。 赤ゆっくりを寒空の下へ放り出すことなど死ねと言っていることに等しい。どうしてもそんな非情な判断をまりさはできなかった。 このまりさ、長をやるにはあまりに善良で優しすぎたのである。 その日の夜。 「むきゅ、そろそろねましょう、おちびちゃん。」 「わ・・わかっちゃわ。おばちゃん。」 「ふふっ。ママでいいのよ。ここにいるあいだはわたしがおかあさんなんだから。」 ベッドに入るぱちゅりーにおずおずとありすが続く。まりさはもう先に隣にある自分のベッドで寝ている。色々ありすのことで悩んでいたら疲れたらしい。 (うわぁ・・・ふかふかしちぇちぇとってもときゃいはだわ・・・) あまりの寝心地のよさに驚くありす。それもそのはず。ぱちゅりーのベッドは干草をふんだんに使った特別仕様なのだ。大きさも子供が産まれたも一緒に寝れるように、かなり広めにまりさが作ってくれた。 その広いベッドの隅で縮こまるように眠ろうとするありす。そんなありすにぱちぇりーは何も言わずに、すーりすりをした。 思わず泣きそうになるありす。こんなふうに他のゆっくりの体温を感じるのは初めてだ。今まで迫害され、罵倒され、蔑まれ続けたのでありすは母のぬくもりというものに慣れていなかった。 「ねぇ・・・どうちてありしゅにやさしてくれるにょ・・・?ありしゅなんてゆっくりできないのに・・・」 自分は何の価値もないゆっくりできないれいぱーのはず。実際、他のみんなはありすを汚物のように扱ってきた。 なのにぱちゅりー達だけは自分に優しくしてくれる。それが不思議ならなかった。 「むきゅ、ありす、じぶんでじぶんのことをゆっくりできないなんていっちゃだめよ。そんなこといってるとほんとうにゆっくりできないゆっくりになっちゃうわ・・ゴホゴホッ・・」 優しく諭すようにたしなめながら、少し咳き込むぱちゅりー。 「まあ、なぜといわれれば・・・おちびちゃんとぱちゅりーがにているからかしら・・・」 そう言ってぱちゅりーは自分の身の上話をし始めた。 ぱちゅりーもまた病弱なのを理由に捨てられた子で、自分など世界に必要ないと思っていた。 しかしそんなぱちゅりーを拾ってくれたのが今住んでいる群れの長だった。実の家族ですら冷たくされ続けたぱちゅりーを先代の長まりさ達は暖かく迎えてくれた。 その恩に応えるべく薬草や群れの運営を猛勉強したぱちゅりー。その努力が認められ現在の長まりさのつがいになることが許されたのだ。 「だからおちびちゃんもね、じぶんはゆっくりできないなんておもわなくていいのよ。きっとあなたのことをみとめてくれるひとがたくさんいるはずだわ。」 「あ・・・ありがちょう・・・ぱちゅりー・・・みゃみゃ。」 もじもじと照れながらママというありす。産まれて初めて自分の存在を認めてもらえたようで嬉しかった。 この日ありすは産まれて初めて他のゆっくりと一緒に寝た。ぱちゅりーの体は温かくふわふわしていて、とてもゆっくりすることができた。 ありすがまりさの巣に来て1週間が過ぎた。 森の中をポインポインと跳ねていく大小2つの影。まりさとありすだ。 こころなしか2匹とも元気がないように見える。 「きょうもだめだったね・・・・」 「ごめんなさい・・・ありすがいなかもののれいぱーだから・・・」 「そ・・そんなことないよ!!ありすはゆっくりしてるよ!!」 うなだれるありすを必死で励ますまりさ。 まりさ達はここ数日狩りと一緒にありすの里親を探していた。一緒に暮らせないのならせめて里親ぐらいというわけだ。 今日は少し遠出をしてありす達が住むありすの里と呼ばれる場所へ行ってきた。 ありす種が差別されるのならありすの元へ行けば里親が見つかると思ったからだ。しかし結果は見てのとおりである。 そもそも、あの場所はありすの里といえば聞こえはいいが、なかばありす種の強制収容所に近い場所なのだ。 餌場も少なく住み心地も最悪の場所に隔離されたスラム街や吹き溜まりといってもいい。 当然食料の余裕などなく、自分の子供でさえ育てられないものがいるような状況である。 そんな中、れいぱーの子供でお飾りもない奴を育ててくれる物好きなどおらず、けんもほろろに断られた。 ちなみに他の群れのゆっくりにも里親を頼みに言ったがやはり駄目。それどころか、そのれいぱーの子と縁を切らないのであれば、今後はそちらの群れとの付き合いを考えさせてもらうというゆっくりまでいた。 まりさは焦っていた。 なんとかせねば・・・・もうすぐ冬ごもりが始まってしまう。 こうなれば、町まで下りて地域ゆっくりに助けを求めようか。 風の噂では1丁目のゆうかがお飾りのないさなえを養子にしたらしい。ならばこの子も・・・ 実際ありすは優秀だ。自分やぱちゅりーの教えたことはちゃんと1回で覚えるし、赤ちゃん言葉が抜けるのも早かった。性格も思いやりのある善良なゆっくりだ。地域ゆっくりとしても十分やっていける素質を持っている。 れいぱーの子でなければ皆から愛され、将来は群れの長になり幸せなゆん生を送れただろう。 もし、この子が自分の子供だったら・・・そう、考えてもしょうがない、もしもの話を考えてしまう。 ありすの未来のためにまりさは悩んでいた。 「ゆっくりただいまー。」 「むぎゅ・・・おかえりなさい・・・ごほごほっ・・」 まりさ達は巣に帰ってきた。ぱちゅりーが出迎えるが相変わらず顔色が悪くすぐ咳き込んでしまう。 「どうだった?ありすのあたらしいかぞくはみつかりそうかしら・・」 「も・・もちろんだよ。ありすのあたらしいおかあさんになりたいゆっくりはたくさんいるよ。いまはだれのところがいいか、ありすとえらんでいるところだよ。」 「そ・・そうよ!!みんなとかいはなゆっくりだわ。」 ぱちゅりーにはいい里親が見つかりそうだと嘘をついている。 にんっしんっ中のぱちゅりーに余計な心配をかけたくなかったからだ。 「ごほっごほっ・・・」 「だいじょうぶ、ぱちゅりー?」 咳き込むぱちゅりーを気遣うまりさ。もうすぐ出産日のはずなぱちゅりーだが、最近は体調が悪化したのか咳き込むことが多く、食事もほとんど食べようとしない。 元々体の弱い体質だったがにんっしんっして以来さらにひどくなっているようだ。 (ゆう・・・しんぱいだよ・・・) まりさの悩みの種は尽きない。 ありすはぱちゅりーの子供が産まれて来るのを楽しみにしていた。まるで自分の妹が生まれて来るかのように。 母の愛情を知らないありすにとってぱちゅりーは母親同然だった。 優しく微笑んですーりすりをしてくれるぱちゅりー。赤の他ゆっくりであるありすがママと呼んでも嫌な顔ひとつしなかった。 ありすはぱちゅりーが大好きだった。だがだからこそ自分はぱちゅりーと一緒にいてはいけないとも思っていた。 ぱちゅりーは、ああ言ってくれたが、自分は所詮れいぱーの子。誰もが忌み嫌うゆっくりできない存在。 そんなものが近くにいては、ぱちゅりーとまりさ、そして産まれてくる子供がゆっくりできない。 そうありすは考えたのだ。 子供が産まれたらここを出よう。幸いまりさは狩りの名手。 そのまりさの狩りについていったことでありすは狩りの基本を覚えることができ、冬でもご飯が採れる餌場も教えてもらった。 もちろん、だからといって赤ゆっくり一人で生きていけるほど甘くない。冬を越せず死んでしまう可能性のほうが高いだろう。 だがそれでもいいとありすは思った。 自分のせいで皆が差別されゆっくりできなくなるぐらいなら、自分が死んだほうがマシだ。 自分が居なくてもこれから産まれてくる子供がぱちゅりー達をゆっくりさせるだろう。むしろその幸せに自分は邪魔なのだ。 そんな悲壮なまでの決心をするありす。 今日もありすはぱちゅりーの隣で眠る。ぱちゅりーのぬくもりを感じながら。 一人で生きていくことになっても、せめてこのぬくもりだけは忘れぬように。 そしてありす達は運命の日を迎えることになる。 その日はどんよりと曇っていていつ雨が降ってきてもおかしくない天気だった。 「ごほっごほっ・・・うまれるわぁ・・・・・・」 「ぱちゅりーがんばって!!がんばってね!!」 いきむぱちゅりーと励ますまりさ。予定日からだいぶ遅れてぱちゅりーが産気づいたのだ。 (がんばって、ぱちゅりーまま・・・) まりさの後ろでありすも見守っている。自分にできることは何もないが、せめて産まれる赤ちゃんを祝福しようと思ったのだ。 「うまれるぅうう!!!」 ぽんっ、と音を立てて赤ゆっくり。 重力に従いポテリと地面に落ちる。 子供を産み落とすとぱちゅりーは気を失った。どうやら出産で全ての体力を使い切ったらしい。 「こ・・・これは・・・」 産まれて来た子を見てまりさは絶句した。 「むぎゅ・・・むぎ・・・ゅ・・・」 誕生の挨拶もできず意味不明な鳴き声を放ち続ける異形の物体。 ぱちゅりーの帽子に目や口など顔の配置もグチャグチャのそれがブルブルと小刻みに震えている。 奇形ゆっくりだ。 出産時に極まれに起きてしまう悲劇。恐らくぱちゅりーの母体に何らかの原因があったのだろう。 口の中がカラカラに乾き、つばも飲み込めないまりさ。 まさか・・・まさかこんなことが起きるなんて・・・ 産まれて来た赤ゆっくりが奇形だった場合殺す。それがこの群れのルールだ。 ひどいと思われるかもしれないがこれが自然の摂理。役に立たない足手まといを養っていけるほど野性の世界は簡単ではない。 幸いにもぱちゅりーは気絶している。今なら、ぱちゅりーに見られずにこの子を永遠にゆっくりさせることができる。 殺すしかないのだ・・・殺すしか・・・ そう思い思いつめた顔で奇形ぱちゅりーに近づくまりさ。その口には護身用の尖った棒がくわえられている。 中枢餡を一突きすれば楽に死ねるはずだ。涙でにじむ視界で目標を定め・・・刺そうとした。 「やめちぇえええ!!!そのこをころさないでぇええええ!!!」 叫び声にはっとするまりさ。その声の主はありすだった。まりさと奇形ぱちゅりーの間に割って入り仁王立ちする。 ありすは本能的に解っていた。これからまりさが何をしようとしているのかを。 「そのこがしんじゃったらぱちゅりーママもかなしむわぁあああ!!!」 「ゆ・・・う・・・でも・・」 まりさは戸惑う。たしかにありすの言うとおりだ。 ぱちゅりーは子供の誕生を楽しみにしていた。もしそれが奇形児で自分のつがいに殺されたとあってはその心労は計り知れない。 ただでさえ体の弱いぱちゅりーのことだ。最悪ストレスで死んでしまうこともあるだろう。 だが・・・・ 二匹が言い争っていたそのときだった。 「むぎ・・・むぎゅうううううう・・・・」 急に苦しむ出す奇形ぱちゅりー。不自由な体をジタバタと痙攣させ苦しさを露にしている。 「や・・・やっぱり・・・」 まりさは知っていた。奇形ゆっくりは長くは生きられないことを。 元々奇形ゆっくりは安全な母体の中でかろうじて生きていられるような脆弱な存在だ。産み落とされた後は長くても数日しか生きることはできない。体力のないぱちゅりー種なら尚更のこと。 だからこそまりさは奇形ぱちゅりーを殺そうとしたのだ。 例え子殺しの十字架を背負おうとも。せめてこの子が苦しまず逝けるように。 それが親としてできるせめてもの、最初で最後の愛情だと信じて。 「ぱ・・ぱちゅりーゆっくりして!!ゆっくりしてね!!」 なんとかぱちゅりーにゆっくりしてもらおうとぺーろぺろやすーりすりを繰り返すありす。しかしそんな物で治るはずもない。 徐々にその命の炎は消えつつあるのがありすにもわかる。 ありすはこの子に生きて欲しかった。 この子ならぱちゅりーとまりさをゆっくりさせることができるのだ。皆に愛されゆっくりできることも。 れいぱーの子である自分とは違う。 奇形ゆっくりかなんて関係ない。生きて・・・生きてゆっくりして欲しい。それがありすの願いだ。 しかし運命はあまりに残酷だった。 「むぎ・・・む・・・・」 赤ぱちゅりーの頭から音もなくお帽子が落ちる。まるで失われる命を暗示するかのように。 最後に小さく痙攣した後、ぱちゅりーはもう永遠に動くことはなかった。 五分、十分、それとも数時間。 どれだけ赤ぱちゅりーの死体の前で呆然としていたのだろうか。いつのまにか外はどしゃ降りの雨になっていた。 まりさは、ぱちゅりーの方を見た。ぱちゅりーは精根尽き果てながらもどこか幸せな顔をしている。 おそらく産まれたおちびちゃんとゆっくりする夢を見ているのだろう。ぱちゅりーはこの子が産まれてくるのをずっと楽しみにしていた。 病弱でなかなか子供を作れなかったぱちゅりー。体力的になかなかすっきりーできない上、不にんっしんっ体質だった為なかなか子供に恵まれなかった。 この群れでおちびちゃんがいない家族はまりさ達だけ。自分のせいでまりさに寂しい思いをさせているといつも負い目に思っていたのだろう。 だからこそ今度のにんっしんっを誰よりも喜んだ。 ぱちゅりーが目を覚まし、このことをこのことを知ったらどれだけ悲しむだろう。 ああもしこの子が生きていてくれたら・・・ 「・・・ゆっ!?」 まりさは目を疑う。そこには死んだはずのぱちゅりーが立っていたのだから。 勿論、奇跡が起きたわけではない。 ありすが赤ぱちゅりーの帽子を被っているだけだ。ゆっくりは個体認識を飾りで行う為一瞬そう見えただけだ。 「な・・・なにをしてるのありす?それはぱちゅりーのぼうしでしょ・・・・」 ありすの思わぬ行動に驚くまりさ。 「ありすが・・・ありすがしんだぱちゅりーのかわりになるわ!!」 「な・・・なにいってるのありす!!?そんなのむりにきまってるでしょお!!」 「でも・・・おちびちゃんがしんだことをしったら、ママはとてもかなしむわ・・・」 「で・・でも・・・」 あまりに突飛なありすの行動にまりさは動揺を隠し切れない。 確かに帽子を被れば、ぱちゅりーと偽ることは可能だ。群れの皆にもばれないだろう。 しかしそれは机上の空論にすぎない。 ありす種とぱちゅりー種の個性の違いもある上、もし他のゆっくりに正体がばれた場合ぱちゅりーを殺して、長の子供に成り代わろうとしたゲスありすと勘違いされ殺されるかもしれないのだ。 あまりに危険すぎる。 しかし、ぱちゅりーを悲しませたくないのはまりさも一緒だ。 責任感の強いぱちゅりーの事だ。きっと赤ちゃんが死んだのは自分のせいだと自らを責め続けるだろう。 まりさは悩んだ末・・・結局ありすを止めることはできなかった。 こうしてありすは望みどおり、ぱちゅりーまりさ達の子として生きることになった。望まぬ形ではあったが・・・ ありすは群れの皆から歓待と祝福をもって迎えられた。 長の子供は次の長になることが多い。将来は自分達の指導者になるのだから当然と言えば当然である。 「ゆゆーん。とってもゆっくりしたぱちゅりーだね。」 「ちょっとかわってるけどかわいいおちびちゃんなんだねー。わかるよー。」 皆が口々にありすを褒め称える。つい先日まで害虫のように扱われていたのが嘘のようである。 友達もできたし、みんな優しくしてくれる。もう誰もありすを蔑みなどしない。 しかしありすは全くそのことを喜べない。表面では笑っていたが心の中では全くゆっくりしてなかった。 なぜならこれはありすのものではないから。 優しい両親も、友達も、みんなの優しさも。みんな元々ぱちゅりーの物だ。 自分はそれを横から掠め取ったゲスに過ぎない。 夜、眠ると悪夢を見る。死んだ奇形ぱちゅりーが出てくる夢だ。 夢の中でありすはゲスだと赤ぱちゅりーに糾弾され続ける。ありすは謝罪し続けるが、どんなに謝っても許してもらえない。 そして汗びっしょりで目覚めるのだ。 「どうしたのおちびちゃん?またこわいゆめでもみたの?」 そう言ってぱちゅりーはありすをあやすようにすーりすりしてくれる。いつもと変わらぬ優しさで。 そんなぱちゅりーの優しさがありすには何よりも痛かった。 もし全てを打ち明けることができたらどれほどいいだろう。しかしそれはできない。ぱちゅりーを悲しませることになるから。 今日もありすは、ぱちゅりーを演じ続ける。その先に未来などないことを知りながら・・・ 長い独白は終わった。ありすはぱちゅりーの墓の横でうつむいたままだ。 「なあ、ありす・・・おまえこのままでいいのか?」 思わず口にしてしまう俺。こんな嘘がいつまでもばれずにすむとは思えない。 そしてこのままではありすに救いがなさすぎる。 「じゃあ・・・おにいさんはありすにどうしろっていうの?」 「どうって・・・」 思わぬありすの問いかけに口ごもってしまう。 「もしぱちゅりーであることをすててしまったら・・・ありすはまたひとりになってしまうわ。」 フッと目を伏せるありす。なんだかありすが消えてしまいそうなほど儚く見える。 「おにいさんがありすをかってくれるの?あたらしいかぞくになってくれる?むりでしょ・・・そんなこと。」 確かにありすの言うとおりだ。自分のアパートはゆっくりを始めペットは全面的に禁止。もしこのありすを飼うとしたらゆっくりオーケーのマンションあたりに引っ越さねばならないことになる。 たまたま会ったゆっくりにそこまでやってやる義理はない。貧乏学生には金銭的にも不可能だ。 「それに・・・たとえおにいさんがどんなにゆっくりしたひとでありすをかってくれるっていっても・・・ありすはここをでるわけにはいかないわ・・・」 「えっ・・・?」 「だって・・・ありすはぱちゅりーママのこどもだもの・・・たとえうそでもいい・・・ありすとしてじゃなくてもいい・・・ありすは・・・ありすはママのおちびちゃんでいたい・・・」 「・・・・・・・・・」 「そんなかおしないでおにいさん・・・これでもありすはしあわせなのよ・・・だいすきなママたちとやさしくしてくれるむれのみんなにかこまれて・・・」 そう言って微笑むありす。 しかし俺にはその笑顔がどんな泣き顔より泣いているように見えた。 「・・・あいつら、みんないい奴だったな・・・」 そうつぶやきながら山道を下る俺。もうすっかり夕暮れ時だ。 あの後、俺はリュックに残った野菜全てをまりさ達にやってきた。何もできない俺にはそれぐらいしかできない。 そう、皆いいゆっくりなのだ。 だが誰も救われない。誰も幸せになれない。 全員が善良なゆっくりあったが故の悲劇。1匹でもゲスがいればこうはならなかっただろう。 神とは残酷なものだ。こんな理不尽な運命をありすに背負わせるなんて。 しかめっ面で考え込む俺にヒラヒラと白いもの舞い降りる。 雪だ。このあたりでは珍しい。 この雪は積もるのだろうか。それともとけて消えゆく運命にあるのだろうか。 雪の降りしきる中、俺は家路を急いだ。 挿絵 byM1 あとがき いつもご愛読ありがとうございます。餡庫に出てくるてんこの口癖をメスブタで統一したい長月です。 今回は羽付きまりさシリーズのような寒々とした読後感を目指してみたのですが・・・やはり難しいですね。 コメントでご意見・ご感想待っております。 PS 正月に挿絵を描いてくださった車田あき様、嘆きあき様、おまんじゅうあき様、本当にありがとうございます。 嘆き子ちゃんの出演に関しては次回以降の予定です。 今まで書いた作品 ふたば系ゆっくりいじめ 176 ゆっくりちるのの生態(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 185 選ばれしゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 196 新種ゆっくり誕生秘話 選ばれしゆっくり番外編 ふたば系ゆっくりいじめ 208 ゆっくり見ていってね ふたば系ゆっくりいじめ 218 またにてゐ う詐欺師てゐの日々 ふたば系ゆっくりいじめ 227 VS最強のゆっくり 史上最低の戦い ふたば系ゆっくりいじめ 247 夢と現実のはざまで ふたば系ゆっくりいじめ 264 あるまりさの一生 ふたば系ゆっくりいじめ 298 ゆっくりを拾ってきた ふたば系ゆっくりいじめ 336 ゆっくり Change the World(出題編) ふたば系ゆっくりいじめ 357 ゆっくり Change the World(出題編2) ふたば系ゆっくりいじめ 391 ゆっくり Change the World(解答編) ふたば系ゆっくりいじめ 400 あるゆっくりできない2匹の一生 ふたば系ゆっくりいじめ 441 てんこがゆっくりするSSさん ふたば系ゆっくりいじめ 457 あるドスまりさの一生 とてもゆっくりした群れ ふたば系ゆっくりいじめ 476 ゆっくりを愛でてみた ふたば系ゆっくりいじめ 511 れいむと幸せを呼ぶ金バッジ ふたば系ゆっくりいじめ 528 としあき博士のれいぱーありす矯正計画 ふたば系ゆっくりいじめ 624 あるてんこの一生 メスブタの群れ ふたば系ゆっくりいじめ 653 あるさなえの一生 ゆっくりは皆それぞれ(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 679 あるさなえの一生 ゆっくりは皆それぞれ(後編) 長月の作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 願わくばこの優しい嘘が暴かれることがないように願うわ -- 2016-07-29 15 45 58 鋼の錬金術師の盲目の錬金術師の話のオマージュだよね サイトルが最後に主人公が言うセリフと同じだし、ありすの「わたしこれでもしあわせなの」も鋼の中で使われたセリフだし -- 2013-05-27 23 57 18 救われないなあ… -- 2012-09-18 02 10 01 ↓どうでもいいなら書かないでね、コメントでうんうん出さないと すっきり出来ない餡子脳なの? -- 2012-08-25 12 34 48 誰も救われない話というかどうでもいい話だな -- 2011-09-17 05 45 55 この作品の続編がミラーにあがってるぜ!ひつっどくっ!!だぜ!! -- 2011-09-06 01 45 37 やべえ、いい話じゃねえか・・・ -- 2011-08-28 03 24 36 しかしどこまでいってもれいむはうざいのな・・・ -- 2010-11-28 06 25 06 すげー本格的なショートストーリーだじぇ・・・ -- 2010-11-09 22 20 34 悲しい話だ… 良い話だったよ -- 2010-11-09 14 36 28 れいぱー以下の存在であるれいむ如きが随分な大口だな -- 2010-09-15 16 24 30 なんて可愛い善良なゆっくりなんだ!そしてなんて悲しいんだ!興奮できゅんきゅんする! -- 2010-08-24 20 29 45 被害者ばっかりで誰も悪くないのに、みんな悲劇のなかで生きていかないといけない… 哀しすぎる…(れいぱーは除く) -- 2010-06-21 12 09 50 決めた、俺マンション引っ越す -- 2010-04-18 10 33 49 なんて悲しい話だ・・・ -- 2010-03-30 19 03 03
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/804.html
晩年の夫婦 4KB 晩年の夫婦 「ゆっくりしていたねぇ……」 「むきゅう、ゆっくりしていたわ」 森の奥にある大木の根。 ここに二匹のゆっくりが住んでいた。 帽子はガサガサ、髪は所々が痛んでおり、美ゆっくりとは対極のまりさ。 飾りの取れた帽子、片側の髪を結んでいた紐もなくなり、歩行もしなくなったためにあんよは乾燥してひび割れたぱちゅりー。 二匹は最後の巣立ちを見送り、ゆっくりしているところだった。 「最後のまりさはずっとぱちゅりーから離れないから、もうおうちを出て行かないかと思ったよ」 「むきゅ、甘えん坊なだけよ、本気になればまりさにも劣らない立派なゆっくりになるわ」 「ゆゆっ!まりさはまだまだ現役だよ!」 「むきゅきゅ、ごめんなさいね」 ぷくーっをしながらもその目に怒りは微塵もなかった。 むしろ本当に仲の良いゆっくりのじゃれ合い。 「さて、そろそろ狩りに行って来るよ」 「むきゅ!?そんな身体じゃ無茶よ!」 ぱちゅりーの静止も虚しく、いつも通りに身支度をする。 「ぱちゅりー、おちびちゃん……もうおちびちゃんじゃないね、まりさやぱちゅりーが出て行ったからってずっとゆっくりするのは良くないよ」 「むきゅう……」 「まりさ達はもう赤ちゃんを作れないだろうけど、生きている間はゆん生を謳歌するんだよ、その為には今日のごはんさんを採りに行かないとね!」 「むきゅ、わかったわ!じゃあお弁当を持ってくるわね」 洞窟の奥から葉っぱに包まれた荷物をまりさに手渡す。 「今日のお弁当はいもむしさんと苦い野草、デザートは野苺よ」 「ゆゆっ、野苺さんはゆっくりできるね、ありがとう!いってくるね」 辛うじて跳ねはするものの、もはやぽいんぽいんと言った軽快な音はなく、空気の抜けかけたボールが跳ねるような音だった。 広場 そこにはバッタと格闘するまりさの姿があった。 「ゆふぅ、バッタさんはゆっくりしていないね」 昔はバッタなど容易に狩る事ができ、長からはバッタ絶滅保護法が施行された程の腕前だったのだが…… 「ぱちゅりーがお腹を空かせているから、バッタさんはゆっくり捕まってね!! ゆびっ!」 顔面からのナイスランディング。 まりさの腕も落ち、周囲にはまたバッタの群れがやってくる程になっていた。 「くささんにどんぐりさんしかとれなかったよ、ぱちゅりーとの約束だったのに……」 帰宅の足取りは重かった。 「むきゅ、お帰りなさい!」 「ただいま……」 帽子を反転し、ボトボトと今日の成果を降ろす。 「ごめんね、これだけしか取れなかったよ」 「むっきゅん、もうぱちゅりーもそんなに食べないし大丈夫よ!」 今にも泣き出しそうなまりさを、ぱちゅりーは優しく諭した。 備蓄はまだあるし、質こそイマイチだがまりさの採って来るごはんの量も思っていたより十分だ。 ぱちゅりーは落ち込むまりさを勇気付けるように、寄り添いあってすーやすーやを始めた。 季節は白い雨の降る冬になった。 おちびちゃんは元気にしているかな。 まりさったら、もうおちびちゃんじゃないのよ。 そうだったね、でもまりさとぱちゅりーにとってはずっとおちびちゃんだよ。 そう言われてみればそうね、むきゅきゅ。 どんぐりさんとコオロギさん、余っちゃったね。 まりさが頑張りすぎるからよ。 ぱちゅりーがもっと食べるかと思ってたよ。 むきゅ、ぱっちぇは小食よ、失礼しちゃうわ。 春になったらおちび……まりさとぱちゅりーに会いに行こうか。 そうね、あのぱちゅりーは森の賢者になれているかしら? ゆふふ、まだおうちを出てから半年も経ってないよ、でももしかすると狩りの得意なぱちゅりーになってるかも。 あらあらぱちゅりーなのに?じゃあまりさが森の賢者になっているかもしれないわね。 ゆふぅ、おはようをしたばかりなのに眠いよ…… むきゅっ、無理は良くないわ、ゆっくりおやすみなさい。 うん、ごめんねぱちゅりーだけ寂しい想いをさせて。 ううん、ぱっちぇも少し眠いの、一緒にすーやすーやしましょう。 ……ぱちゅり、そろそろすーやすーやしよう。 そうね……ねぇまりさ。 ゆん? ぱっちぇは凄く幸せだわ。 ゆふぅ、ゆっくりおはよう。 ………… ぱちゅりー? ………… いつもまりさの事をあわてんぼうって言ってたのに、最後の最後でぱちゅりーの方があわてんぼうだったね。 ………… まりさの我侭に付き合ってくれてありがとうね、ゆっくりしていってね! ………… あっ、おちびちゃんにスズムシさんの採り方を教えてないや…… ………… おちびちゃんがバッタさんばかり採ったら、また長に怒られちゃうね。 ………… ぱちゅりー、次も一緒にゆっくりしようね。 ………… ゆっくり……していって……ね…… ………… ゆっくり達にある噂が広まっていた。 ドスをも思わせる強大な体のぱちゅりー、豊富な知識と発想を持つまりさ。 この姉妹が管理する伝説のゆっくりぷれいすがあると言う。 ただそのゆっくりぷれいすは極端にバッタが少ないとか。 あとがき 作風検討のための試作品です。 空気を読めなくてごめんねー 今までの作品 おやさいやるよ 書いた人 MFYP(Most favorite yukkuri is Patchouli) おまけーね む、むきゅ……ねぇまりさ? ゆ? ぱ、ぱ、ぱっちぇをおよめさんにしてほしいの! ゆゆゆゆゆ!? ………だめかしら? ゆ!そ、そんなことないよ!まりさもぱちゅりーがだいすきだよ! むきゅ!まりさ……ありがとう! まりさはぱちゅりーのためにまいにちばったさんをいっぱい、いーっぱいとってくるよ! やくそくするよ! トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 「生活しているだけで何で愛で?」←本ゆんがゆっくりしていると思ってるだけで「愛で」なのだよ! 確かにイイハナシだが冷静に考えると、バッタ以外の生態系も破壊している奴等を 更に増殖させたに過ぎない、最悪の話やないか! ↓×6 サイトのタイトルの意味www -- 2018-03-20 16 48 44 イイハナシダナーと思ったら…… ばったさんにげてーww -- 2013-01-17 16 05 23 イイハナシダナー -- 2012-06-28 12 07 18 イイハナシダナー -- 2011-07-23 20 13 27 珍しくムカつかないゆっくりだったな -- 2011-03-23 01 42 35 イイハナシダナー。 本当にゆっくりした夫婦だ…。 -- 2011-01-22 14 44 12 ↓↓↓このスレはいじめSSに限らずなんでもありだし、別にこれもいじめSSではないよ。 -- 2011-01-09 03 40 34 勧善懲悪! -- 2010-10-24 10 53 53 う~む、まりさと言えども流石に年老いて 大往生しようとしているゆっくりを虐待する気にはならんな ただ甘えん坊まりさと豊富な知識と発想を持つまりさという 虐待したくなる良い素材を出したんだからこちらは虐待してほしかったな バッタに挑んで返り討ちあって短いゆん生を終えたとかさ -- 2010-09-30 06 53 54 またバッタ絶滅保護法が施行されそうだなw 良い話だけど、 これのどこがゆっくりいじめSSなんだ? -- 2010-09-26 11 27 08 普通に生活してるだけで愛でになるのかw -- 2010-09-20 21 18 54 別に愛でてないだろ -- 2010-09-20 16 07 55 愛でなら愛でって書いて欲しいな。 -- 2010-08-09 05 11 17 ダメだなぁ… これがゆっくりの話だと思っただけでこの後に続く凄惨な展開が欲しくなる… -- 2010-07-28 00 45 07 やべ!目から・・・ -- 2010-07-27 08 20 38 しかし地獄へ落ちる -- 2010-06-30 21 59 25 お疲れさん -- 2010-05-24 20 50 12 乙 ほっこりしたよ! -- 2010-04-03 17 06 28 泣けるいい話や・・・ バッタの話が適度に笑えてかなり良い -- 2010-03-03 13 48 39
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2678.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 1282 お前のゆん生30点/コメントログ」 なかなかとかいはなSSだったわ -- 2010-05-28 22 51 02 今までのは読む気もしなかったけど、こっちはいいわ。楽しかった -- 2010-05-31 21 53 31 更新されたSSが、愛で・HENTAI・ネタ系ばかりでうんざりしていたけど、こういう虐待系のSSは嬉しいな。 -- 2010-06-07 08 11 08 ちょっちぇもゆっくちできちゃよ! おれいにまりちゃのうんうんさんをたべしゃしぇちぇあげるのじぇ! -- 2010-06-17 10 30 07 所詮ゆっくりのゆん生なんてこんなもんだね。この世に存在しているだけでありがたく思え! -- 2010-07-12 17 41 03 いじめ好きなら専用いじめいけばいいんじゃね? -- 2010-08-05 15 38 17 ↓愛でもあるとはいえここはいじめが基本なんだが -- 2010-09-25 22 06 51 ↓、↓2 どっちもありだって書いてあるんだから仲良くしろよ 何が何でも縄張り争いしないと気が済まないの?自分だけのゆっくりぷれいすがほしいのかな? -- 2010-12-17 12 32 08 見事な記憶改変だったなww 自分がゆっくりできるゆん生(妄想)を作り出す事にかけてはゆっくりの右に出る物は居ないかもしれん -- 2011-01-15 19 35 52 ↓↓お前もいちいち突っ込まなくて良いよ -- 2011-02-04 08 04 08 非ゆっくり症なんかで現実逃避させるなよ~w ↓×2 ゆっくりの言葉がただの鳴き声の理由 ・ごめんなさいは人間を鎮める魔法の言葉(笑) ・妄想妄言が上手いゆっくりこそ英雄ヒロイン(笑) ってところだろうww -- 2018-01-15 22 56 40
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1443.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 685 輝石の価値は/コメントログ」 ……………鬱 -- 2010-07-12 01 43 41 希少種を殺したやつ 殺す -- 2010-08-11 00 57 58 希少種はまんじゅうじゃないよ! 殺すなんてとんでもない!!! -- 2010-08-12 20 03 52 ゆっくりいしめssの話のつくりかたがなってないな そもそもゆっつくりいじめの話のできかたの基本的なパターンは いじめられるゆっくりの醜悪な面をみせたりゲスなイメージを最初に読者に与えることにより、 「このゆっくりはいじめられて当然だ」などの認識をもたせることができる。 普通のゆっくりまりさやゆっくりれいむはいじめられてるssの期間が長いので、何もしてない状態で、 いじめられていても読者はあたりまえだ、と思えるが、希少種のいじめはあまりみない上にこのssの希少種は無罪、 そんなssを見ても、読者はいじめの様子を心地良くは決して、思わないだろう、 希少種のありがたみをもっと作者はみるべき、そして読者が読んで心地よいいじめを目指すべき。 と、かなりの長文になったが、ようは神奈子様信者の俺にこのssは少々鬼畜過ぎた、ということ。 -- 2010-08-12 20 58 45 ゆっくりがゲスであれば虐める大義面分が立つだろうけど、 そんなケースばっかりじゃないでしょ。 生殺与奪の権は人間が持ってるんだから、希少だろうが 善良であろうが等しく死ぬべき。 -- 2010-08-15 16 27 27 どうも自分ルールを押し付けようとする自己中心的な奴等がいるねぇ ↓↓神奈子信者なのはいいけどさ、基本ゆっくりは東方と別物なのに混同するとか、侮辱も良い所 ↓↓↓ゆっくりは例外無く饅頭、なに勝手にオリジナル設定付けてるの? SS書くのは作者の自由、話の構成はその作者の裁量に委ねられる 作者は自分の書きたいものを書く、別に金を貰ってる訳じゃない、仕事じゃないアクマで趣味の域だ とどのつまり、希少種うんぬんだの、やめろだの言って強制するのは言論弾圧にも等しい 共産主義か独裁主義かよ それに、気にいらなかったら途中で読むのを止める権利があるのにそれをせずに文句たれるとか、自衛も出来ないのかよ -- 2010-08-16 03 41 42 あれだ、ちょっと読み終えた時発狂気味だったからわけのわからん自己中コメしてしまったんだが ようはジャンル的にこのssは需要を集めにくいんじゃね?っていうことをいいたかった。 違うジャンルで書けばもっと共感できんじゃね?ということをいいたかった。 -- 2010-08-16 12 24 26 他の人もいってるけど、別に作家でもないんだから需要なんて気にする 必要ないし、書き手が思うままに書けばいい。変に共感を得ようとして 無難にまとめれば、ありきたりの文章しか出来上がらない。 -- 2010-08-16 22 51 31 うーむなるほど -- 2010-08-17 22 21 27 稀少種でもなんでも可愛いゆっくりが理不尽に虐待されるのが大好きな俺にはとてもいいSSだったよ -- 2010-08-23 04 45 25 いや、そういう意味でいったのではなく、このまま、需要など関係なしに突き進むならなにも言わないけど、 もし需要をある程度集めたくてこういうssを作ったのなら、題材変えたほうがもっとよくなると思うという、 よければ参考程度に読んでくれるとうれしい、という事を言いたかった。 -- 2010-08-24 17 35 18 ↓あんた…今さら紳士ぶってもそれは通らんだろ…。あんたのやったことはただ自分が嫌いな類のSSに自己中なけちをつけただけじゃないか。 -- 2010-09-13 00 38 13 うーむ、さなえさんの奇跡か… 痛い目に会いたくないという心が、自分が3回痛い目に会えば助かるという理性を上回ったのかな? それとも、奇跡は理性では使えないのか… 希少種苛めで私はちょっと心が痛んだけど、考察SSとして良いんじゃないかな? -- 2010-10-25 17 40 58 希少種優遇が風潮、というかもはや常識みたいになってしまって虐待種差別反対派が異端扱いされつつあるこの状況下でこのSSをあげた作者さんに拍手を送りたい。こういう流されない人は、ゆっくりSS作者の中の希少種と言えるかもな。希少性にしても能力にしてもね。 まあ…内容は好みは別れるだろうけど、希少種の虐待そのものじゃなく、それをためらわない作者さんの主体性のある態度が俺は好きだ。 -- 2011-01-06 01 43 58 これさあ作者自身が希少種虐待を好きじゃないだろ 他の人があまりやらないから希少種虐待を書いただけだろ 要は他の作者と違う事をして目立ちたかっただけの只の厨二SSだな 書くんなら書くでもっと面白く書けよ知恵遅れが 希少種を虐待したくない人間が仕事だからと だらだら虐待するだけの鬱SSを読んで面白いと思うか知恵遅れが 考察内容も実につまらん、サイコロで1が出ない奇跡?はあ? つまんねえんだよ知恵遅れが ゆっくりの心理描写もないし人間が見たままをだらだら書いてるだけ 実験内容が面白ければそれでもいいが サイコロふって人間が嫌そうにだらだら虐待するだけ・・・ びっくりするほどつまんねえんだよ知恵遅れが 2回言うくらいつまんねえんだよ知恵遅れが この知恵遅れの作者はれいむのまむまむから奇形ゆとして 生まれるところからやりなおした方がいいね!今すぐでいいよ! -- 2011-06-16 15 37 24 ↓つ他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! -- 2011-07-02 18 04 28 ↓↓どぼじでぞん゛な゛ごどい゛うのお゛お゛お゛お゛おおおおおおおおおおお!? -- 2011-08-23 15 48 50 人が嫌になる発言をする奴のほうがよっぽど中二で知恵遅れなんだねーわかるよー。 -- 2011-10-23 00 43 55 ↓↓↓↓嫌なら読むな知恵遅れ 例えつまらんくても「ああつまらんSSだな」と『思う』だけにしろよ なんでわざわざコメントするかな お前の意見なんか誰も求めちゃいないんだよ そりゃみんながみんな『おもしろい』とは思わないだろうけど『おもしろい』と思う人だっているんだよ お前だって自分の好きだったり気に入ってるものをけなされたら嫌だろ?それと同じだよ知恵遅れ それにも気づかないんだかわざとやってんだかしらんがお前のほうが知恵遅れだよ 大事なことだから3回言ったよ 【知恵遅れ】。 -- 2011-10-23 01 11 13 ↓あーうー -- 2012-01-28 22 19 57 『自分の体』だけにしか働かない奇跡っていうのは悲しいな。そのせいで壊れたさなえとすわこはこの後どうなるんだろう。 善良な家族が人間のせいで滅茶苦茶に、ってシュチュエーションは他にいくらでもあるけど、善良な希少種を虐待というのはやっぱり慣れんなぁ‥。 あとコメント欄随分荒れてるな。ゆ虐の中でもこういうのは特に人を選ぶってことか。 -- 2012-01-29 04 18 49 希少種虐待はゆっくりできるね! -- 2012-04-07 00 08 53 ちゃんと前書きされてた通り希少種虐待物だと言ったろ?それに文句を付けちゃならんよ。しかもつまらないからって知恵遅れだとかそういったコメって評価や感想じゃないんだよそれは罵倒や罵声、中傷と言うんだよ良く言って批判だ。 しかもここはあくまで感想を述べるところしかもss自体にだそんなこともわからないバカはネットでコメするな荒れるだけだし迷惑だから 俺自身ゲス以外の虐待は好きじゃないから飼育係りの鬼為山が虐待が楽しくなったら読むのをやめようと思ったが結局全部読んでしまったな で感想は俺には向かない作品だなと思ったが言うならもっとすわこの虐待過程が欲しかったなまぁあったら途中で読むのをやめてたなww -- 2012-07-27 02 05 47 希少種優遇はあんまり好きじゃない。だからこういう作品もっと増えて欲しいね -- 2013-01-09 09 59 56 というか、元のふたばにせよここにせよ 18歳未満は入ってきちゃ駄目だし、SS読んじゃ駄目だし、感想を書き込んだりしちゃだめだろう -- 2013-02-08 02 46 36 いいキセキだった・・・ -- 2013-12-16 03 22 07 希少種虐待は最高だね。もっと増えてほしい! -- 2013-12-26 21 54 34 貴重な希少種虐待作品をありがとう もっと増えると良いな♪ -- 2014-05-07 19 25 17 希少種虐待の中でも珍しい作品だな。 もっとこういうのが増えるといいのにな・・・ -- 2017-08-02 10 33 52 注意書を読んでいないお子様がいるなw 私も希少種虐待反対派だが、観察系は嫌いじゃないよ。 嫌いなのは、理由なく希少種を虐待する話かな。 数が少ないから希少種、そんな希少種を意味なく殺すのはもったいない。 -- 2018-01-11 23 14 36 さなえ自身の身の安全にしか働かない奇跡の力か 悲しいね -- 2023-05-18 17 35 55
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2693.html
しゃんはいとほーらいとその子供 25KB 虐待-普通 考証 理不尽 同族殺し 共食い ツガイ 群れ ドスまりさ 希少種 自然界 人間なし 独自設定 ぺにまむ 天然あきの自然もの初チャレンジ。人間は出ません。 ・俺設定が大いにありますので御了承下さい。 ・原作東方を知らなければ分からない点がありますのでご注意下さい。 ・相変わらず展開がおかしいです。 ・人間は出て来ません。 ・ちょっとゆっくりの域をはみ出したゆっくりが出ます。 天然あき 「しゃんはーい」 「ほーらい」 珍しいゆっくり二匹がぴょんぴょんと跳ねていく。 彼女達はゆっくりしゃんはいとゆっくりほーらい。 通常種のゆっくりありすとセットで見られる希少種の中でも上位に位置している。 他にも亜種がいるそうなのだがそれはしゃんはいとほーらい以上に希少なので割愛させてもらう。 大体ゆっくりありすと共に行動しているのが多く、このようにありす抜きで行動しているのはとても珍しい。 「ゆううぅ…」 するとしゃんはいとほーらいの行く先に呻き声を上げ、黒ずんでいく饅頭が一つとゆっくりがいた。ゆっくりありすだ。 「まだまだとかいはすっきりをするわよおおおおおおお!!!」 ……どうやられいぱーのようだ…。 本来なら会ってはならない部類のゆっくり。 しかし、 「しゃんはーい」 「ほーらい」 しゃんはいとほーらいは何でもないようにれいぱーありすに近付いて行く。 「ゆゆ!?」 れいぱーありすもそれに気付く。すると、 「とってもとかいはなおにんぎょうさんね!ありすがうまくあやつってあげるわ!!」 「しゃんはーい」 「ほらーい」 れいぱーありすはしゃんはいとほーらいを襲う事なく共に跳ねて行った。 ゆっくりありすとしゃんはいとほーらいは共生関係にあるとされている。 何故かありすと共にいるしゃんはいとほーらいは戦闘能力が高くなるという事がある。 そしてありすの命令通りに動く。 それにより、ありす単体では捕らえられない高所にある餌や、外敵に襲われても対処できるようになるのだ。 その代わり、しゃんはいとほーらいは喋れないという事でゆっくりできない奴として他のゆっくりに殺されるのをありすに防いでもらえるのだ。 ゆっくりの数は無駄に多く、下手な獣よりも遭遇の危険がある為これは大きいメリットなのだ。 こうして、ゆっくりしゃんはいとほーらいを連れたれいぱーありすが誕生したのだった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「んぼお゛お゛お゛お゛お゛ずっぎりい゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」 「ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ずっぎりい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」 触手のように生えたぺにぺにを数本持つありすにすっきりさせられ苦悶の表情で黒ずんでいく何匹ものゆっくり。 「やべでえ゛え゛え゛え゛え゛!!?」 それをまじまじと見せ付けられるのは本来ゆっくりの中では強者の部類に入る筈のドスまりさだ。 「ゆっふ~なかなかとかいはだったわ~」 「しゃんはーい」 「ほらーい」 ありすは一息つく。 「さすがクイーンね!とってもとかいはよ!!」 「クイーンがすっきりするのをみたらありすもとかいはなすっぎりがじだぐなっでぎだわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!んほおおおおおおおお!!!」 周りの同じれいぱーありすがありすを褒めたたえる。 そう、あの時しゃんはいとほーらいに出会ったれいぱーありすは二匹を巧みに操り、何時しかありす版のドスまりさ、クイーンありすへと成長していたのだった。 しかもサイズだけならドスまりさの二倍近い超巨大サイズだった。 「ゆっふっふっふ♪さあめいんでぃっしゅよおおおおおお!!!」 何度もすっきりしたというのにクイーンありすは興奮冷めやらず、ドスですっき りしようと巨大なぺにぺにをいきり立たせる。 ドスまりさのドススパークのようにクイーンありすには何本ものぺにぺにを生やし、触手のように操る事が出来るのだ。 その為ドスサイズでありながら通常サイズのゆっくり相手でもすっきり出来るのだ。 だが、クイーンありすは全てのゆっくりですっきり出来るようになっている。 その為ドス用の極太ぺにぺにも存在するのだ。 「やべろお゛お゛お゛お゛!!?ぐるな゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 ドスまりさの悲痛な叫びも虚しく極太ぺにぺにがドスまりさのまむまむに侵入する。 「ゆぎょおおおおおおおおおおおおおおおお!!?」 一度もすっきりーを経験した事のないドスまりさは苦痛に喘ぐ。 「んほおおおおおおおおおおお!!!はつものはやっばりざいごうだわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 気持ちの悪い顔をしながらピストンするクイーンありす。 この世で上位に入るであろう醜悪な光景だ。 「とってもとかいはだわ…」 「んほおおおおおおおおお!!!」 「みてたらこうふんしてきたわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 周囲のれいぱー共も騒いでいる。 「ずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりいいいいいいいいい!!!」 「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ あ゛あ゛あ゛!!?」 ドスまりさがみるみる内に黒ずんでいく。 「ゆふぅ…なかなかにとかいはだったわ…」 ドスまりさを完全に黒い塊にした後満足げにクイーンありすは告げる。 「んほおおおおおおおおおお!!!やっぱりクイーンはせかいでいちばんとかいはだわあああああああああああああ!!!」 「「「クイーン!!!クイーン!!!クイーン!!!クイーン!!!」」」 「「「んほおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」」 クイーンのあまりのとかいはっぷりに周囲が騒ぎ出す。 「ゆっふっふ…ゆ~ふっふっふっふ!!!」 クイーンありすは高笑いする。 これが今森に住むゆっくり達にとって脅威となっているれいぱーの群れであった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「やっぱりすっきりするのはまりさがいちばんね!!」 「いえけんじゃなぱちゅりーこそとかいはなあいのすばらしさをりかいしてくれるわ!!」 「いいえ!でいぶこそとかいはなあいでじょうかしてあげるべきだわ!!!」 とかいはなあいを与えるのにどのゆっくりが一番相応しいか話すれいぱーありす達。 「ゆふふ…とってもとかいはね…」 クイーンありすは笑う。 あの時しゃんはいとほーらいに出会ってから順風満帆。薔薇色のゆん生を送っていた。 「しゃんはーい」 「ほーらい」 そんなクイーンに甘い林檎を持って来るしゃんはいとほーらい。 巨大なサイズのクイーンはそれを一口で食べてしまう。 「ゆふふ…む~しゃむ~しゃ…まあまあとかいはね…もっといいのをもってきなさい」 持って来てもらっておきながら満足しないで文句を言うクイーン。 今はすっきりしてけんじゃもーどになったありす達は更なるとかいはなあいという名のすっきりに向けてドスまりさの溜め込んでいた食糧を食べる宴を行っていた。 今回襲ったドスはどうやら食糧管理には優秀だったようで、れいぱーの群れが満足のいく食糧はたくさんあったのでれいぱーは満足のいくまで食料を食い荒らす。 「しゃんはーい」 「ほーらい」 だがそんな中でしゃんはいとほーらいは食べる時間すら与えられず食糧調達に向かわせられる。 操り手であるクイーンからすればしゃんはいとほーらいは都合のいい道具でしかないのだから当然と言えば当然だ。 道具なのだから与えられる恩恵は全て自分のものであるのはクイーンにとっては当たり前なのだ。 「ゆぶ!?」 そう思っていたクイーンにチクリと何か痛みが走る。 「ゆ?なにかしらいまのは?とかいはじゃないわ…」 突然の痛みに気分を害されたクイーンは不満げな顔をする。 それが崩壊の予兆であるとは、クイーンは知る由もなかった…。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 皆が寝静まった頃…。 「しゃんはーい…」 「ほーらい」 ゆっくりしゃんはいとほーらいがひそかにクイーンの側に回る。 「ゆぴぴ…」 クイーンは完全に寝入っており、しゃんはい達の行動に気付く様子すらない。 「しゃんはーい…」 するとしゃんはいから針のように細く鋭利な突起が出現する。 それはしゃんはいのぺにぺにであり、それをクイーンの皮に突き刺した。 「……!?」 クイーンは小さく震えて反応するがそれだけで再び寝息を立て始める。 ほーらいもしゃんはいと同じようにぺにぺにを突き刺していった…。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ゆわああああああああああああれいぱーだあ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 「「「んほおおおおおおおおお!!!」」」 れいぱーの群れに襲われるゆっくりの群れ。 「むっきゅうううううおしかえすのよおおおおおおお!!!」 「「「ゆおおおおおおおおおおお!!!」」」 群れのけんじゃであるぱちゅりーのもとれいぱーの群れに対抗するゆっくりの群れ。 「んほおおおおおおおおお!!!」 するとクイーンが触手から消防車のホースから水を放出するように精子カスタードを噴射する。 それは放物線を描き、ゆっくりの群れに降り懸かる。 それを浴びたゆっくりは、 「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 頭から数本の茎を生やして黒ずんでいく。 「む゛ぎゅ…」 けんじゃのぱちゅりーもそれを浴びて息絶える。 「ゆあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぱちゅりーがあ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 司令塔の死亡は戦局を左右するには十二分だった。 「「「んほおおおおおおおおおお!!!」」」 「ぐるなあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 どうやらあれで勝敗は決してしまった。 「たずげでドズう゛う゛う゛う゛う゛!!?」 「ドススパークをうっでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」 「ずっぎりい゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」 「ゆ、ゆうう…」 大将であるドスに助けを求める群れのゆっくり達。 もはやれいぱー達を止められる余力のなくなったゆっくり達ではドススパークだけが頼りだった。 というか頼まれるまでドススパークを放とうとしない時点でここのドスはあまり優秀ではないようだ。 「ゆ、ゆうううどうずればいいのぱちゅでぃいいい!!?」 どうすればいいかわからず、今はもういないぱちゅりーに助けを求めるドス。 この時点で群れのゆっくりに勝ち目はなくなっていた。 だが異変はその直後に起きた。 「ゆぎい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」 突如辺りを覆い尽くさんばかりの悲鳴が響き渡る。 それはドスでも群れのゆっくりでもれいぱーでもなく、クイーンありすのものだった。 「ゆっぎぎぎぎ…ぎぎゅう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!?」 クイーンが口から泡を吐き、白目を向いて痙攣しだす。 「しゃんはーい…」 「ほーらい…」 それをしゃんはいとほーらいは感慨深げに見つめていた。 「ひぎげ…!!?た、たずげ…とが…!!?」 クイーンはしゃんはいとほーらいに自分を助けるように命令したつもりなのだろう。 だがしゃんはいとほーらいは感慨深げにクイーンを見るだけだ。 「!!!?」 今までクイーンの命令に背いた事のないしゃんはい達が自分の命令を聞かないなんて初めてだった。 クイーンは今この激痛がしゃんはいとほーらいが原因によるものだと気付いた。 今まで散々世話して来てやったのに…!!? 都会派な自分の側にいる事を許してやっていたのに…。 クイーンの中に裏切られた怒りと恩を仇で返された怒りが沸き上がる。 実際は世話してきたのはしゃんはい達の方なのだがクイーンはそんな事気程にも思わない。 だが、いくら怒ろうとも既にクイーンは行動出来る程の余裕はなくなっていた。 「んぎぎ…ひゅげげげげ!!?」 「クイーン!!どうしたの!?そのかおはとかいはじゃないわ!!?」 前線で興奮状態となってれいぱーモードとなっているありす以外のありす達が心配げに叫ぶ。 「ゆ?なにがおきたの?」 ドスまりさもクイーンに何かあったのに気付いたようだ。 本来ならそこでチャンスと判断してドススパークかゆっくりオーラを行うべきなのだが相変わらずその選択肢は浮かばないようだ。 「ゆぎィ!!?」 クイーンが一際大きく揺れる。 そしてそれと同時に変化は起きた。 クイーンの額から角が生えてきたのだ。 「ゆ?」 「んほ?」 クイーンありすの額から生えてきた角に茫然とする周囲のれいぱー。 「ゆごぼえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」 そしてクイーンの悲鳴と共に角はどんどん伸びていき、最終的に腕も生えてきた。 「ぎひ…けびぇやあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 クイーンほ絶叫と共に腕の生えてきた部位からメリメリとクイーンの身体が裂けていく。 「ゆ…ゆあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 クイーンのあまりにも惨たらしい惨状に悲鳴を上げるれいぱー。 それは興奮状態のれいぱーとそれに襲われているゆっくり以外の行動を止めてしまう程のものだった。 「ぷるぱあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 クイーンの絶叫と共にクイーンの顔が縦に裂ける。 勢いよく飛び散るカスタード。 元々ドスタイプの中でも巨大であった身体はカスタードの量も半端ではなかった。 だが重要なのはそこではなかった。 「な、なにごれえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」 「………………」 重要なのは…クイーンありすから出て来た何かだった。 それは黄色い長髪に赤い大きなリボン。 両手には剣を持ち、黒い洋服にエプロンをつけた服装のクイーンありすに匹敵する胴付きゆっくりが姿を現した。 「………………」 「ゆ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 そのゆっくりのただならぬ雰囲気にしーしーを漏らすれいぱー。 「しゃんはい…」 「ほーらい…」 その巨大ゆっくりを満足げに見るしゃんはいとほーらい。 その巨大ゆっくりはまるでしゃんはいを胴付きにしたような外見である事からもわかるようにしゃんはいとほーらいの子供であるのだ。 この巨大ゆっくりは希少種の中でもしゃんはいやほーらい、いやありとあらゆる希少種の中でもトップレベルに希少な存在すら疑われている超希少種「ゆっくりごりあて」である。 両手に剣を持ち、その巨大さで熊すら倒せてしまい、ドスでは勝てないというはっきり言って「僕が考えたさいきょうのゆっくり」みたいな厨二ゆっくりである。 「…………………」 ゆっくりごりあては辺りを見回す。 「ゆ゛…ゆ゛あ゛あ゛…」 辺りにいるゆっくりが恐怖に震える。 一瞬にして狩る側と狩られる側が決定していた。 「………………」 ごりあてが剣を振り上げる。 そして勢いよく振り下ろす。 それだけでクイーンありすの周りにいたれいぱー達が跡形もなく吹き飛んだ。 叫び声を上げる暇すらなかった。 「ゆ゛、ゆ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 その絶叫が虐殺の始まりだった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 殺されていく。 クイーンありすのもとに集ったれいぱー達がゆっくりごりあてに虐殺されていく。 『ゆ゛…ぁ…どうじべ…』 身体を引き裂かれ、ごりあての一撃に吹き飛ばされながらまだクイーンありすは死ぬ事は出来なかった。 だが何も出来ず、ただ仲間が虐殺されていく様を見ているしか出来ない。 『あり…ずの…とがい…はな…むれ…が…』 どうしてこうなったのだろう? 昨日までは順風満帆でこれ以上なくゆっくりしていた筈なのに…。 『どう…じで…』 クイーンはそうして訳がわからないまま絶望の中息絶えた。 最初から自分がこの為だけに生かされていた事さえも気付く事はなかった…。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「しゃん…はい…」 「ほ…らい…」 ごりあての行う虐殺を見ながらしゃんはいとほーらいは場違いな程穏やかだった。 安らかな笑みを浮かべて我が子の誕生を祝福する。 しゃんはいとほーらいには妊娠する機能が無いのだ。 だから子を為す際は他のゆっくり(殆どがありす種になる)が必要なのだ。 他のゆっくりの胎内を利用し、針のようなぺにぺにを使って子供を作成する。 しゃんはい達の注射は三度行われ、一度目はありすをごりあて誕生に可能なものに成長させる。 ドスまりさのドスまりさへの突然変異はドス因子等諸説があるがクイーンありすはこれが誕生要因である。 その為ドスに比べて数が少ないのだ。 一度目の注射でありすをクイーンありすにし、二度目で種を植え付ける。 クイーンありすのぺにぺにの多様化は受け手側に回らせぬようにして清潔な母体を保つ為と母体となりやすいありす種を増やす為である。 そして三度目の注射で胎内に潜んでいた種を急成長させ誕生させるのだ。 その結果生まれるのがゆっくりごりあてである。 一度目や二度目の注射は成功しても三度目が成功する個体は少ない為クイーンありすのまま一生を終えるありす種もいる。 だから、クイーンありすになったありすは死にたくないのならしゃんはい達を使い潰すか殺すべきなのだ。 その意味ではゆっくりごりあての母体となったありすはしゃんはいとほーらいを上手く利用してしまったが故にこうなったのだ。 しゃんはい達がありすに対して忠実なのも母体を損なわない為と三度の注射を終わらせるまで側にいられるようにする為であった。 そうした経緯の後に誕生したゆっくりごりあては生まれながらにしてドス以上の強固な身体を持つ為親の庇護等はいらない。 子を為し、後の世に続くものを生み出したしゃんはい達は卵を産み終えた鮭のように死んでいく。 「しゃん…は…」 「ほ…ら…」 二匹は眠るように息を引き取る。 その顔は幸福で、これ以上なくゆっくりとしたものだった…。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ゆ?なにこれ…」 ドスまりさは呆然と殺戮を行うゆっくりごりあてを見ていた。 次々とれいぱーありすが悲鳴を上げて吹き飛んでいく。 そこに一切の慈悲もなく容赦もない。 「……………………」 ごりあては両腕に持った剣を振り回す。 それだけで恐怖でしかなかったれいぱー達が死んでいく。 「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 「おねがいじまず!!!いながものでいいがらゆるじでぐだざい!!!」 命乞いをするれいぱーが命乞う事すら阿呆らしくなるような暴力で消し飛ぶ。 「ゆわああああああ!!!かっこいいんだぜええええええええええ!!!」 そしてその光景を見ながら歓声に湧くゆっくり達。 群れのゆっくりからしたら突然現れてれいぱーを殺していくヒーローに見えたのだろう。 「ドスなんかよりもかっこいいよおおお!!!」 れいむが叫ぶ。 「ゆゆ!!?」 ドスまりさはれいむのその言葉に衝撃を受ける。 れいむの側からすれば仲間がれいぱーに襲われている間何もしなかったドスとれいぱー共を皆殺しにしているごりあてではどちらを好意的に見るか想像は簡単だ。 「ゆっくりできないドスなんていらないんだぜ!!」 「むきゅ、けんじゃなぱちゅりーはあっちのほうがゆっくりできるとおもうわ!!!」 「わかるよー!ドスはつかえないだねー!!」 周囲から次々と湧くドスへの非難。 ドスの自業自得ではあるがゆっくり達もあまりにも早い見限りである。 「どうしてそんなごといぶのおおおおおおおお!!?」 今までドスという事でチヤホヤされてきたまりさのはそれは大きなショックだった。 だがこれといって何かする訳でもなくただ泣き叫ぶだけであったが。 「ゆひいいいいいい!!?ありずはとかいはなあいをぜんせかいにひろめるすうこうなしめいがびゃ…!!?」 そうこうしている内にれいぱーの殆どが殺された。 れいぱーにすっきりさせられたゆっくりも死んでいるのが群れのゆっくりは気付きもしない。 頭の中で自分の味方と一度インプットされたのならそう思い込んでしまうのがゆっくりというものなのだ。 すると、何匹かのゆっくりごりあてに近付いていく。 「……………」 ごりあてがゆっくり達を見下ろす。 そしてそれに呼応するように、 「ゆっくりしていってね!!」 れいむはごりあてに対して満面の笑みで親愛の挨拶する。 無能なドスを見限り、群れの新たなリーダーと勝手に決められたそんなれいむに向けて、 「むんべ!!?」 剣を振り下ろして粉微塵にしたのだった…。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ゆ…?」 群れのゆっくり達は何が起きたわからなかった。 れいぱー共を殺したゆっくり出来るゆっくりの筈がどうしてれいむ(とその周辺のゆっくり)を殺したのかわからなかった。 「………………」 ごりあては何も言わない。 そのまま、れいむを殺した剣を横薙に振る。 「ゆあ゛あ゛あ゛あ゛でいぶべ!!?」 れいむが死んだ現実をようやく理解して叫び声を上げようとしたまりさが一撃のもと殺される。 ごりあての持つ剣に比べてゆっくりは小さかった為斬られるというより潰されると表記した方が正しいだろう。 「ゆあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?どうじでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」 ようやくごりあてが味方でもゆっくり出来るものでもない事を群れのゆっくりは理解した。 だが遅すぎた。 「むっきょお゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?ぱぢぇはけんじなのびょべ!!!」 「わからないよお゛お゛お゛お゛お゛お゛あ゛ア゛ア゛!!!?」 次々と群れのゆっくりがれいぱーと同じように虐殺されていく。 「ゆあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?じにだぶない゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」 「どずう゛う゛う゛う゛う゛!!!だずげでえ゛え゛え゛え゛え゛!!?」 「ゆっぐりじでないであいづをやっづげでね!!!」 自分達で見限っておきながらドスに助けを求める群れのゆっくり達。 「ゆゆう!!わかったよ、ドスがみんなをまもるからね!!!」 ドスもドスで何のお咎めもなく群れのゆっくり達の味方をする。 このどすは素直なバカと言ったところなのだろう。 「………………」 ゆっくりごりあては無言で群れのゆっくりを蹂躙していく。 そんなごりあてに対して、 「ゆゆう!!これ以上はドスがゆるさないよ!!!」 ごりあてにドスが対峙する。 サイズはごりあての方が大きいので見上げる形になってしまう。 「…………………」 「むれのみんなをきずつけるゲスはドスがせいっさいするよ!!!」 そう宣言してドスまりさはドススパークを放つ。 「ドススパーク!!!」 ドスの口から放たれる高熱量の光。 動物にとって脅威となる攻撃。 それを真っ向から浴びるごりあて。 「ゆゆう!!!やったんだぜ!!!」 「さすがドスだね!れいむのふぁーすとちゅっちゅをあげてもいいよ!!!」 「わかるよー!!これでゲスはしんだんだねー!!!」 好き放題騒ぐ群れのゆっくり達。 彼等にとっては自分達をゆっくりさせるものには全力で依存するようだ。 ドスですら都合のいい盾程度にしか思ってないのかもしれない。 れいぱー共も大概だがこいつ等も大概だった…。 「ゆっふ~。これでむれのみんなをやっつけたゲスはせいっさいし…」 ドスまりさは群れのゆっくりの方へ振り向いてごりあてを倒して一件落着した事を群れのゆっくりに告げようとするが、言葉を言い切る事は出来なかった…。 何故なら、二本の剣がドスまりさを貫いたからだ。 「ゆが…へ…?」 口から新たに剣を生やす斬新な返信を遂げたドスまりさはその自分の新たな一面に困惑する。 だがこれ以上ドスまりさが困惑する事はなかった。 そのまま二本の剣はドスまりさを切り裂き、幽●白書の「美食家」の人みたいに口から上と下を綺麗に分離した。 「ゆが…」 口から上が地面に落下しながらごりあての方向を見る。 「………………」 ごりあては相変わらずの姿で何も変わらずドスまりさを見下ろす。 つまりはドススパークはごりあてに傷一つ焼け跡一つ残せなかったという事だった。 ごりあては真っ二つになったドスの上を剣で縦に両断する。 悲鳴すら上げられず絶命するドスまりさ。 「ゆ…?」 「むきゅ…?」 ドスまりさですら傷一つ付けられない相手…。 そのショックは群れのゆっくりにとっては絶望よりも理解不能というものになった。 だがそんな事をしても意味はないし何も解決しない。 ごりあてはそんなゆっくり達に剣を容赦なく振り下ろす。 巨大な剣はゆっくりには斬られるというよりも潰すと表現した方がいい代物だった。 「あ…ゆ、ゆ、ゆあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 ごりあての気付けの一撃でようやく我に返ったゆっくり達は我先にと逃げ出し始 める。 「………………」 ゆっくりごりあてはそれを追い始める。 あまり移動能力の高くないゆっくりが巨大なごりあてから逃げ切るのはほぼ不可能だった…。 「ゆぎょおおおおおおおおおおおおおお!!?」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「…………………」 ゆっくりごりあては横たわる。 穏やかな日の光を浴びて眠るように横たわる。 その近くにはごりあてが殺したゆっくり達の残骸がある。 ごりあての寿命は短い。 急成長し、強固な身体を持ちながらも寿命は一ヶ月もない。 その寿命の短さと誕生までの困難さがゆっくりごりあてを超希少種としている要因なのだ。 「……………」 喋る機能を持たないごりあては最期まで無言のまま木漏れ日の中で目を閉じる。 自分の役目を終えて安らかな笑みを浮かべて息を引き取る。 するとその直後一つの異変が起きた。 ゆっくりごりあての身体から次々と茎が生えていく。 何十本と生えてきた茎にはすぐに実が出来ていく。 そうしてそれはゆっくりにしては破格の早さで成長していく。 そして翌日にはその茎からゆっくり達が誕生した。 そのゆっくりは生まれた直後、 「しゃんはーい!」 と元気よく挨拶した。 すると、次々と生まれたゆっくり達は様々な挨拶をする。 「しゃんはーい!」や「ほーらい!」は多い方。 その他にも様々なゆっくりが生まれてくる。 希少種の中でも珍しい「ゆっくりおおえど」や「ゆっくりろしあ」等も生まれてくる。 ごりあてから生まれたゆっくり達の特徴は皆ポケ●ンみたいに自分の種族の言葉しか話せないのだ。 「しゃんはーい!!」 一匹のゆっくりしゃんはいがゆっくりの残骸を見つけて跳ねていく。 ごりあてから生まれたゆっくり達はそれが母が残してくれたものだと理解していた。 「しゃんは~い♪」 「ほ~らい♪」 「おおえど~♪」 ゆっくりの残骸をごりあての子供達は食べていく。 結構な量があり、これを全部食べ切る頃にはしゃんはい達は成体間近までにはな れるだろう。 これがゆっくりごりあての役割。 敵の多いしゃんはい達の安全を事前に確保しておき、食糧を用意しておく。 その為ごりあては見かけの割に食事を殆どしないのだ。 ドスのいる群れに等見付かれば生まれたばかりのゆっくりしゃんはい達は一網打尽にされてしまうだろう。 だからごりあてが事前に害となるゆっくりや動物を排除しておくのだ。 子が成長しきるまでの安全を出来る限りで確保しておく。 敵が多く、味方の少ない、生まれる数もさして大きくないしゃんはい達が滅びずにいたのはごりあてがそうやって来たからだった。 だがそれでも元々が弱いゆっくり…様々な障害がある。 だがそれは残酷かもしれないが当のゆっくり達が乗り越えるべきことである。 自然は決して優しくも厳しくも無いのだから……。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「しゃんはーい!」 「ほーらい!」 成体間近にまで成長した二匹が仲良く森の中を跳ねていく。 他にも様々な方向へ跳ねていくゆっくりしゃんはいと類似したゆっくり達。 同時期に生まれたのだから旅立つ時も一緒だった。 この中のどれだけがこのように子供を為せるのかわからない。 現実は一桁でも生き残っていれば数が多い方になる。 だがけっして数が多くなくとも彼等は彼等のやり方で乗り越えていくだろう。 「しゃんはーい♪」 「ほーらい♪」 二匹のゆっくりは住み慣れた地域から別れを告げて跳ねていっている。 すると、 「ゆふん、きょうもとかいはにゆっくりするわよ!!」 目の前に一匹のゆっくりありすを発見した。 彼等がこの先どうなるかはわからない…。 だが、どんな状態でも彼等は力強く生きていくだろう…生きようという意志が有る限り…。 「ゆゆ!とかいはなおにんぎょうね!!ありすがじょうずにつかいこなしてあげるわ!!!」 END あとがき あれ、そう言えば俺ってゆっくりしか出ないタイプの作品って作ってないな。との考えで作成し始めたこの作品、いかがだったでしょうか? 自然物に新種ゆっくりという美味いものに美味いものを入れるともっと美味くなるかを試したくなったので一日で作成しました。 気に入ってもらえたら幸いです。 ゆっくりごりあてが強すぎるかもしれませんが元々が攻撃不可能な存在なのでそこら辺は大目に見て下さい。 それでは、今回このSSを読んで頂き誠にありがとうございました。 過去に作ったSS ふたば系ゆっくりいじめ 293 おかざりがないとゆっくりできないよ! ふたば系ゆっくりいじめ 311 きゃわいきゅっちぇぎょめんにぇ!! ふたば系ゆっくりいじめ 347 れいむはしんぐるまざーでかわいそうなんだよ!! ふたば系ゆっくりいじめ 397 大好きだよ ふたば系ゆっくりいじめ 447 おきゃあしゃんのおうちゃはゆっきゅちできりゅね! ふたば系ゆっくりいじめ 521 元銀バッジまりさの末路 上 ふたば系ゆっくりいじめ 543 元銀バッジまりさの末路 中 ふたば系ゆっくりいじめ 630 かいゆっくりじゃなくてごめんね!! 上 ふたば系ゆっくりいじめ 631 かいゆっくりじゃなくてごめんね!! 下 ふたば系ゆっくりいじめ 669 おうちのなかでかわれなくてごめんね!! ふたば系ゆっくりいじめ 677 元銀バッジまりさの末路 下 ふたば系ゆっくりいじめ 750 あまあまおいてさっさとでてってね!! ふたば系ゆっくりいじめ 803 雨の日はゆっくり遊ぼう ふたば系ゆっくりいじめ 919 元銀バッジまりさの末路 終の1 ふたば系ゆっくりいじめ 920 元銀バッジまりさの末路 終の2 ふたば系ゆっくりいじめ 949 切断マジック(?) ふたば系ゆっくりいじめ 977 ゆっくり祭『どんど焼き』 ふたば系ゆっくりいじめ 1012 すないぱーうどんげ養成所の最終試験 その1 ふたば系ゆっくりいじめ 1033 すないぱーうどんげ養成所の最終試験 その2 ふたば系ゆっくりいじめ 1056 犬小屋と殺虫剤 ふたば系ゆっくりいじめ 1084 あみゃあみゃもっちぇきょいくちょじじい!! ふたば系ゆっくりいじめ 1164 ゆっくりをハサミで切るだけの話 ふたば系ゆっくりいじめ 1196 必然の死 ふたば系ゆっくりいじめ 1263 からだのしんからあったまろうね!! 天然あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 幽☆遊☆白書の美食家(グルメ)の人→魔界の扉編(仙水忍が敵の大ボスのあたり)に出てきた巻原って人。能力を持った人を文字通り食べるとその人の能力を自分のモノに出来る。戸愚呂(兄)に乗っ取られていた。蔵馬(髪の赤いロン毛の人)に倒された。今回の例えはローズウィップで頭上唇と下唇のところでカットされたとこw -- 2012-12-03 18 11 31 すごい面白かった それにしても例えがww -- 2012-07-27 09 31 53 まっまさかの!まさかの!幽遊白●が!幽●白書が例えにぃいいい!きゃっほおおおおい!ヽ(*´▽)ノ♪(←ごめんなさい浮かれすぎました) -- 2012-06-23 00 13 09 これは面白いなぁ -- 2011-01-15 20 55 04 すごい。面白かった。 -- 2011-01-06 01 41 59 とかいはだな。 -- 2010-07-14 22 40 40
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/552.html
ゆっくりSSをれいむに読ませてみた 9KB ※俺設定 ※東方オリジナルの設定をほとんど無視します ※人間が出ます ※直接的な虐待はないです ゆっくりSSをれいむに読ませてみた ウチで飼っているれいむにゆっくりSSを読ませてみた。 と、言っても、れいむはひらがなしか読めない。 そんなんじゃあ、まず理解出来ない。 ということで、オレが声に出して聞かせてやった。 だから、実際には、れいむにゆっくりSSを聞かせてみた。 というのが正しい。 が、そんなことはどうでもいい。 とりあえず、やってみた。 れいむは最初、 「ゆ~!!!おはなしさんはゆっくりできるよぉ~!!!」 と喜んでいたが、どうだろうな。 大抵、オレが読んでいるゆっくりSSは大抵、ゆっくりがゆっくり出来ないゆ虐SSだからな。 れいむは多分、ゆっくり出来ないだろうな。 言い忘れていた。オレの飼っているれいむは、銀バッチだ。 そして、ゆっくりブリーダーから専門の躾を受け、 人間にしていいこと悪いことの区別がある、比較的に素行のよいゆっくりだ。 近所にあるゆっくりショップから飼ったれいむだ。 えさを上げると、すぐに喜び、ちょっといじめると怒ったり、泣いたりする、 可愛いやつだ。 ちなみに、オレは虐待鬼意山ではない。 ちょっとのぬるいじめが好きな愛でお兄さんだ。 ぬるいいじめというより、れいむをからかったりする程度のぬるいじめ。 いじめられて、喜怒哀楽をコロコロと変える様を見て楽しんでいるっていうか・・・。 笑ったり、怒ったり、泣いたり、驚いたりするれいむを見て、可愛いなぁって思うだけ。 そんなヤツがなんでゆ虐SSなんか読むんだって? 人間で例えるならば、アレだ。 変態プレイには興味があるけど、実際には怖くて出来ないから、 そういうエロビデオを見てるっていう感覚に近いかな? まあ、虐待みたいなハードないじめが嫌いなオレは、 さすがにウチのれいむを虐待しようとは思っていない。 ただ、「キャベツ畑」や「コウノトリ」を信じている可愛い女のコに、 無修正のポルノをつきつける時を想像するような下卑た快感さっていうヤツかな? れいむがどういう反応取るのか楽しみなってきた。 オレがれいむに聞かせたのは、王道パターンの作品だ。 野良れいむと野良まりさの番が人間の家を荒らして、 おうち宣言⇒ゆ虐という、すごくシンプルな話だ。 基本形とも言える作品。 SSの野良れいむと野良まりさは、 この人間の家が気に入ったらしく、ここを自分たちのゆっくりプレイスにしようと、 声高々に叫んだところまで、ウチのれいむに聞かせた。 ウチのれいむは・・・ 「にんげんさんのおうちにかってにはいるなんて・・・ゆっくりできないゆっくりだね・・・」 と、何か哀しそうに言っていた。 話をSSに戻すが、 SSの野良れいむの頭には茎があり、今にも落ちてきそうな赤ゆっくりが5匹いた。 れいむが3匹とまりさが2匹。 そこへ、丁度、人間が帰ってきて、 お決まりの・・・。 「ゆっくりしていってね!!!」 をやった。 ウチのれいむも、ピョンピョン跳ねながら、笑顔で、 「ゆっくりしていってね!!!」 をやった。多分、条件反射なんだろうな。ゆっくりにとって、 「ゆっくりしていってね!!!」 って言い返すのは。 まあ、そこからは、ゆ虐SSを読んでる諸兄たちは、よ~く分かると思うが、 野良まりさがここは自分の家だと言って、野良れいむがゆっくり出来ない人間は出て行けと言って、 さらに野良まりさがお菓子を持って来いと叫び、野良れいむが人間を奴隷扱いし始める。 そんな、もうまるでゆ虐の歴史と共に使われてきたようなテンプレ通りの行動。 「ぷくー!!!そこはにんげんさんのおうちだよ!!!このれいむとまりさはまちがってるよ!!!」 頬を膨らせて、目を吊り上げて、なぜかオレを睨みつけるウチのれいむ。 ゆっくりブリーダーの教育がよかったのか、 人間の所有物は人間の所有物だということがちゃんと分かっている。 これがこのSSのような野良ゆっくりの場合、 人間の所有物はゆっくりの所有物だという、人間にはとても理解出来ないことを言い出すからな。 一応、オレを睨むなと軽く注意をし、 「ゆっ!?おにいさん!!!ゆっくりごめんなさい!!!」 と、ちょっと慌て気味に謝るウチのれいむ。 で、SSの方だが、 野良れいむの頭に付いている赤ゆっくりたちが、 ちょうど見計らったかのように、次々に床に落ちていく。 そして、親たちに向かって、 「「「「「ゆっくちちていっちぇにぇ!!!」」」」」 部屋中、割れんばかりの声で挨拶する赤ゆっくりたち。 親たちは生まれてきた赤ゆっくりに向かって、目をウルウルと潤わせながら、 挨拶し返す。 ウチのれいむもまた、新しい生命の誕生に感動したのだろうか、 SSの野良れいむと野良まりさのように、涙を瞼に溜めて、 「ゆっくりしていってね!!!」 と、叫んだ。 やっぱり、条件反射なんだな。ゆっくりの挨拶って。 その後、SSの赤ゆっくりたちは、人間に対して、自身のかわいさをアピールし始めた。 そして、親たちもまた、同じ行動をし始める。 「ゆゆ~ん!!!あかちゃんはゆっくりできるよ!!!」 と、ウチのれいむもモジモジしながらにやけていた。 いつかは自分も赤ちゃんがほしいみたいな顔をしていやがる。 黙っているけど、顔には正直に表われている。 が・・・。 SSの人間は、鬼の形相で、赤ゆっくりたちを踏み潰した。 れいむとまりさは、呆然として、理解するのにしばらく時間が必要だったらしく、 目の前で起きたことを頭の整理していた。 これはウチのれいむにも言えた事だった。 目が点になり、口も半開きで、一体何が起きたのか理解できていなかった。 しばらくして、ウチのれいむは、 SSのれいむとまりさが、この後、SSの人間に向かって叫ぶ台詞を知っていたのか? と、突っ込みたくなるような・・・まさにそんな感じだった。 「どぼぢでごんなごどずるのぉおぉおおっぉおおおぉおおおおおおぉおおおお!!!!!!」 ウチのれいむは、SSのゆっくりにシンクロするかのような叫び声を上げた。 その後は、まあ、SSを詳しく説明する必要はないだろう。 SSのれいむとまりさは、テンプレ通りの虐待を受ける。 その虐待の一部始終を聞かされる最中、恐怖のあまり、 耳をおさげで塞ぎ、目を出来る限り閉じ、ビクビクと体を震わせていた。 SSのクライマックス、あんよ焼きされたSSのれいむがアマギられるところで、 ウチのれいむは、限界だったのだろうか、 ブシャー!!!! 勢いよくしーしーを漏らしてしまった。 「ゆびぃいいぃいいいぃいいい!!!! きょわいよぉおおぉお!!!でいぶぅうぅ!! きょわいよぉおぉおお!!!!にんげんじゃんんん!!! きょわいよぉおぉおおお!!!!!だずげでぇえええ!!!! もうやだぁあああ!!!!おうちがえるぅうう!!!! おがぁあざんんんん!!!!だずげでぇええ!!!! でいぶぅうぅううう!!!!きょわいよぉおおお!!! おにいざんんんん!!!!きょわいよぉおおぉお!!!! でいぶぅぅううう!!!じにだぐないぃいい!!!! あんよざんんんん!!!!やがないでぇえええ!!!! いじゃいいいいよおぉおおぉお!!!!あじゅいいぃいいぃいいよぉおおお!!! あまぎりぃぃいい!!!ごわいよぉおおぉお!!!! ごごばあぁぁあああ!!!ゆっぐりでぎないぃいい!!!! でいぶぅうう!!!ゆっぐりじだぃいいい!!!! ゆっぐりぃいい!!!!ゆっぐりぃいいい!!!ゆっぐりぃいいい!!!! ぱぴぷぺぽぉぉおおぉお!!!ぱぴぷぺぽぉぉおぉおおお!!!! ぱぴゅぅぅぅぅううううぅぅううううう!!!!!!!」 今まで見たことないくらいの泣きっぷり。 涙、汗、涎・・・。 体液という体液を撒き散らし、ブルブルと震える。 もう皮が破けるんじゃないのかと思うくらい、辺りを暴れまくる。 飛び跳ねたり、体を地面に擦り付けたり、 隣近所からうるさいってクレームが来そうな位、叫んだり・・・。 異常なれいむの行動に、さすがにヤバイと思ったオレは、話を止めた。 その時には、もう遅かったのかもしれないと思った。 ウチのれいむは、白目を向き、 「ゆ゛っ・・・ゆ゛っ・・・」 かすかに呻き声しか聞こえず、れいむのあにゃるからは、 自然に音もなくうんうんが漏れていた。 口からも餡子を吐いており、もう生きているのかさえ怪しくなって来た。 オレは全力疾走で、 近所にあるれいむを買ったゆっくりショップに、 れいむを持って行った。 数日後。 れいむは何とか元に戻った。 以前のように、ゆーゆー言いながら、遊んでいる。 いつ見ても可愛いれいむだ。 しかし、困ったことがある。 れいむがゆぴぃゆぴぃと寝息を立てて、穏やかに寝ていると思ったら、 「やべでぇええ!!!!!でいぶじだぐないぃいい!!! ゆんやぁぁああ!!!!ゆびぃいい!!!!」 と、いきなり叫ぶのだ。 おそらく、夢の中であのSSの虐待を思い出したのであろう。 それほどトラウマになっているようだ。 その時、体から出る物すべて、物凄い勢いで出す。 涙、汗、涎、しーしー、うんうん、餡子。 しばらくすると、精通でもしたのか、 大量の精子餡を出すようになった。 多分、あの夢を見る度に、生命の危機を感じたのか? 日に日に増して、量が増えてくる。 確か、生物っていうのは死に直面すると、 この世に自身の遺伝子を残そうとして、射精してしまうって聞いたが、 ゆっくりも同じなんだろうな。 しかも、その夢を見る回数も、増えていっているみたいで、 れいむが寝ている時に急に叫ぶことが多くなっていった。 れいむが起きると、いろんなモンが体にへばりついていて、 それを処理するのに、物凄い時間がかかる。 綺麗にしてあげないと、れいむは嫌がるから、 仕方がなく、やってあげている。 元はといえば、オレがいじわるでやったことだから、 悪いとは思っている。 だから、責任を持って、世話をしてやっているが・・・。 ホント、やるんじゃなかったと後悔している。 多分、治らないだろうな、れいむのトラウマは・・・。 終わり。 あとがき 直接、虐待しない話を書いてみた。 他の作品 ふたば系ゆっくりいじめ 149 鞭打 ふたば系ゆっくりいじめ 155 糞饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 159 ユグルイ その1 ふたば系ゆっくりいじめ 162 ユグルイ その2 ふたば系ゆっくりいじめ 168 ユグルイ その3 ふたば系ゆっくりいじめ 169 ゲス愛で派 ふたば系ゆっくりいじめ 173 ユグルイ その4 ふたば系ゆっくりいじめ 187 頭でなく心に訴える ふたば系ゆっくりいじめ 188 ユグルイ その5 ふたば系ゆっくりいじめ 192 長寿と繁栄を・・・前編 ふたば系ゆっくりいじめ 200 長寿と繁栄を・・・後編 ふたば系ゆっくりいじめ 221 FFR ふたば系ゆっくりいじめ 230 本気で勝てると思ってたのか? ふたば系ゆっくりいじめ 231 長寿と繁栄・・・完結編 ふたば系ゆっくりいじめ 236 ユグルイ その6 ふたば系ゆっくりいじめ 243 死すべき生物 ユグルイあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る れいむが純粋過ぎるな、新しい切り口で面白かったぜ -- 2012-12-17 19 17 21 お…お前…『「キャベツ畑」や「コウノトリ」を信じている可愛い女のコに、 無修正のポルノをつきつける時を想像するような下卑た快感さ』って完全に幽☆遊☆白書の樹じゃねぇか… -- 2012-08-28 16 31 22 新しい発想 -- 2012-07-08 11 47 41 いがいなところから後悔は後から来るものだとこれを見てつくづく思った -- 2012-05-17 19 04 25 愛でSS読ましたら治るんじゃね でも面白かった -- 2012-03-03 18 23 56 うふふw -- 2011-10-15 14 49 44 作者は病気シリーズktkr -- 2011-02-13 08 47 25 俺は評価するw ↓ -- 2010-12-16 10 30 37 いいえ、ケフィアです。 -- 2010-11-02 19 17 33 作者は天才か? -- 2010-08-06 08 29 16
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2173.html
※普通のゆっくりでないゆっくりが出てきます ※普通のゆっくりがいじめられます ※お兄さん分や人間分はありません ※おうち宣言があります ゆっくり勝負 「「ゆっくりしていってね!」」 とある巣穴の前。一組のゆっくりが穴に向かって声を上げる。 ゆっくりれいむとゆっくりまりさだ。 「「ゆゆ、ゆっくりしていってね!」」 中からも声がして、こちらもまた一組のゆっくりが出てくる。 外から来たゆっくりと同じれいむとまりさだ。 「「きょうからここはれいむとまりさのおうちにするよ!」」 定番のおうち宣言をする外のゆっくり。 「「なにいってるの?ここはれいむとまりさのおうちだよ!」」 それに反論する巣のゆっくり。 お互いに自分の主張を繰り返すが中々勝負が付かない。 「そうだ!ゆっくりしょうぶでどっちのすかきめるよ!」 ふと、外のれいむが提案した。 「ゆっくりしょうぶ?」 「どっちがゆっくりしてるかくらべるんだよ」 「どうやるの?」 「まりさとまりさ、れいむとれいむがおたがいにゆっくりしているかみるんだよ」 互いに向かい合った状態になり、どれだけ長くゆっくりしていられるか競うという事らしい。 ゆっくりできないと言う=ギブアップらしい。 「ゆゆーん、それなららくしょうだよ、まりさとれいむいじょうにゆっくりしたゆっくりはいないんだよ!」 「このしょうぶ、れいむたちのかちだね!」 余裕綽々な顔をする内ゆっくり。 元からそんな顔をしているという突っ込みは敢えてスルーしておく。 そんなこんなでゆっくり勝負がスタートした。 以下、巣のゆっくりを内れいむ・内まりさと 外から来たゆっくりを外れいむ・外まりさと呼ぶことにする。 開始10分 「ゆっくりしてるね!」 「まりさもゆっくりしてるね!」 思う存分ゆっくりする内まりさと内れいむ。 「ゆっくりぽかぽかだね!」 「ゆっくりきもちいいね!」 対する外れいむと外まりさも非常にゆっくりしている。 しかしまだ勝負は始まったばかりなのだ。 1時間後 「ゆっくりできてるね!」 「これなられいむたちのかちだね!」 すっかり勝利を確信している内れいむ、内まりさ。 「かぜがきもちいいね!」 「ゆっくりできるね!」 内ゆっくりに負けないくらいゆっくりしている外ゆっくり。 この対決は長期戦になりそうだ。 3時間後 「ゆぅ、おなかすいてきたね」 「ごはんたべたいね」 内ゆっくりはどうやらお腹が空いてきた様だ。 顔が困り気味になってきている。 「ゆ、つらそうだね、ゆっくりできないの?」 「れいむたちはこんなにゆっくりしているのにね」 外ゆっくりは2匹とも表情一つ崩さずゆっくりしている。 「ゆゆ!?ぜんぜんそんなことないよ、れいむたちはゆっくりしてるよ」 「そうだよ!そっちこそそろそろこうさんしないの?」 やせ我慢をしつつ反論する内ゆっくり達。 それでも根を上げないところ、まだまだ勝負が続くようである。 5時間後。 両者とも未だにゆっくりしている、らしい。 というのも内ゆっくりが相当辛そうだからである。 「ゆぅ、ゆぅ…まだまりさたちはゆっくりしてるよ」 「いいかげん、こうさんしてね…」 対する外ゆっくりは顔色一つ変えない。 「どうみてもゆっくりしてないね!」 「あたらしくまりさたちがそのすをつかってあげるからおとなしくゆっくりしてないってみとめてね!」 形勢は外ゆっくりに傾きかけていた。 その時である。 「かわいいまりさぁぁぁぁぁ!!!みつけたわぁぁぁぁぁ!!!」 「「ありすだぁぁぁぁぁ!!!」」 内ゆっくりが悲痛な叫び声を上げる レイパーアリスの乱入である。 「んほぉぉぉぉぉ!!!!」 「やべでぇぇぇ!!!ずっぎりぃぃぃぃ!!!」 「いやぁぁぁぁ!!すっきりぃぃぃぃぃ!!!」 「べとべとする〜」 「きたないよ〜」 あれよあれよという内に4匹のゆっくりに纏わり、ありすは4回すっきりした。 1匹につき1回である。 それに満足したありすは「またあいてしてあげるわね!」と満足そうに去っていった。 この時内ゆっくりに変化が起きた。 頭からにょきにょきと蔓が生えて、小さな丸いものが蔓からでき始めたのである。 本来なら悲しみに暮れる所である…のだが。 「そ、そうだ!あかちゃんはゆっくりできるんだよ!」 「あかちゃんができたれいむたちはゆっくりできてるんだよ!」 「あかちゃんができてないれいむとまりさはゆっくりできてないね!」 ここぞとばかりの反撃である。 赤ちゃんはゆっくりできるという考えから外ゆっくりに対して優位に立ったと思ったのだ。 「それじゃ、そのあかちゃんがゆっくりできてるかゆっくりしながらみるよ!」 「まだまだまりさたちはゆっくりしてるよ!」 勝負がついたと思いきや、まだまだ決着に時間は掛かりそうだ。 8時間後。 辺りはかなり暗くなってきている。 この時間は捕食者の活動時間だ。 「ゆ、ゆぅ、ゆっくりねむくなってきたよ…」 「だめだよれいむ!ねたらまけちゃうよ!」 見るからにやせこけはじめている内ゆっくり。 子供に餡子を吸われているのだろうか、食事も摂っていない事もくわわりかなりゆっくりできていない状態である。 「ゆぅ…ねむいよ…」 「もうすこしゆっくりしたらおうちがてにはいるよ!だからゆっくりしようよ!」 対する外ゆっくりも眠気に追いやられ始めている。 このまま引き分けで終わり、かと思われたその瞬間。 再び状況は変化する。 「うーうー」 「「れみりゃだぁぁぁぁ!!!」」 またも叫び声を上げる内ゆっくり。 それも無理は無い。捕食種のれみりゃが現れたのだから。 「あまあまー」 「やべてぇぇぇぇ」 かぷりと内れいむの蔓に生った赤ん坊を口に含んでいく。 「れいむのあかちゃんがぁぁぁぁ」 「れいむとまりさはさわいでゆっくりできてないね!」 捕食種がいるというのに外ゆっくりは意に介さないでゆっくりしている。 「こっちもあまあま…うー、こっちはふかふかー」 れみりゃは外ゆっくりの感触が気に入ったようで暫く掴んだりはむはむして戯れていた。 「れみりゃはゆっくりしてるね!」 「こんなゆっくりできるれみりゃがゆっくりできないなんていうゆっくりはゆっくりできてないね!」 「ばだだよ、ばだでいぶだぢばゆっぐりでぎでるよ!」 「おぶぢばわだざないがらね!」 自分の家を守ろうとする内れいむと内まりさ。 ここまで来るともう誰が見てもゆっくりできていないと見えるのだろうが、そんな事を考えている余裕も無かった。 それでもギブアップ宣言をしていないのでまだ勝負は続くのだ。 絶対に勝つ、内ゆっくりはその為だけに耐えていた。 空腹にも無理矢理すっきりさせられた事に対しても、れみりゃに赤ちゃんを食べられた事も。 いつしかれみりゃは空の彼方へ飛び去っていった。 それでもまだゆっくり勝負は決着がつかない。 10時間後。 「ゆ、ゆがぁぁぁぁぁ!!!」 「もうゆっくりしょうぶなんていいよ!ゆっくりつぶれてね!」 遂に内ゆっくりがキレた。 内まりさは外まりさを押しつぶそうとし、内れいむは外れいむに体当たりをする。 「ゆ!?ゆっくりできないんだね?こうげきするなんてれいむとまりさはゆっくりできてないんだね!」 突然の体当たりに驚きながら、しかし全然効いていないらしくケロッとした顔で外れいむは問い詰める。 「ゆっくりしてるよ!ゆっくりしながらゆっくりできないれいむとまりさをおいだしてるんだよ!」 もう滅茶苦茶な言い分である。 殆ど体力が無いながらも、しゃにむに内まりさと内れいむは外ゆっくりの2匹に攻撃を仕掛け続けた。 「ゆっくりできてないまりさとれいむはつぶれてね!」 これでゆっくりと巣に帰って食事してぐっすり眠れる。 この2匹はそう考えていた。 そして―決着の時がついにきた。 ポタ。 ポタ。 ポツッポツッ ザーザーザーザー 空から落ちてくる無数の雫。 雨の到来である。 「あめさんがふってきたよ!」 「あめさんはゆっくりできないからゆっくりおうちにかえるよ!」 今まで色々な物に耐え、無茶な事を繰り返してきた内ゆっくりもこれには耐えられない。 何しろ雨に当たり続けていると死んでしまうのである。 レイパーのすっきりも捕食者のむーしゃむーしゃもまだ助かる道はあった。 しかし雨となれば話は別である。 もう勝負は付いた、そう思い込んでいる2匹は攻撃を止めて巣穴に戻ろうとして―外ゆっくりに弾き飛ばされた。 「たいあたりしてくるくせにゆっくりしてるなんてれいむはうそつきだね!」 「あめさんをゆっくりできないなんていうなんてまりさはくずなんだね!」 「どぼじでいぎでるのぉぉぉ!!!」 内ゆっくりは潰したと思った外ゆっくりのピンピンした姿に顎をゆがーんと空けていた。 「たいあたりやのしかかりくらいでれいむたちがしぬとおもったの?ばかなの?」 「それにあめさんがゆっくりできないっていったね?だからこのおうちはまりさたちのものだよ!」 勝負は元々巣に住んでいたゆっくりの負けで幕を閉じた。 この雨の中、散々体力を奪われた2匹は、巣を奪い取った2匹が見守る中どこに行く事も出来ず溶けていった。 「あめにとけるなんてだめなゆっくりなんだね!」 「おうちでおみずさんをぬきだそうね!」 この2匹がゆっくり勝負で勝てた理由。 それはスポンジだからである。 勿論スポンジケーキではない、台所や風呂場で使われているスポンジである。 それでもふてぶてしい顔やふんぞり返るような本能はゆっくりそのままだ。 勿論互いのスポンジをすーりすーりしながら交換する事で赤ちゃんだって作れる。 違いはあるが些細な事ばかり。 食べられる事はない、水に溶けない、ぱちゅりーは赤ちゃん用スポンジだったりする。洗剤で泡立つ。 アストロンで金だわしになる、火にすこぶる弱い、食べ物には困らない、潰しても元に戻る。etc。 そんな、饅頭ではないゆっくり。 あとがき 当時真っ二つにされたら分裂するゆっくりを見て、中身が不思議に思った人はどれだけいるのでしょう。 今でこそ餡子が一般的ですが、その前にこうだったのかな、と思う所を少し入れ込んでみたり。 そこに今のゆっくり分を混ぜ込んでみたらこんなのになりました。 普通のゆっくりではすぐ潰してしまう鬼意山でもきっと全力で虐待できることでしょう。 あ、お風呂場にあるスポンジってすぐカビますよね! 今まで書いたもの 博麗神社にて。 炎のゆっくり ゆっくりを育てたら。 ありす育ての名まりさ 長生きドスの群 メガゆっくり ゆっくり畑 益ゆっくりと害ゆっくり ゲスの行き着く先 つかれたまりさ 噂・ゲスの宿命 決断
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1743.html
俺持ってんの1円じゃなくて・・・ 1KB ギャグ パロディ 小ネタ 流れが止まってるのでやった 「はい、608円になります」 俺は財布の中に、小銭がやたら貯まっていることを思い出し、店員に告げた。 「細かいの出して、いいですか?」 「はい」 「50円玉が、10枚」 「500円」 「10円玉が、10枚」 「100円プラスで、600円ですね」 「あと、5円玉が1枚」 店員にしてみれば迷惑な客だろう。 ちらっと顔色をうかがった所、そんな素振りも見せないのは、流石だ。 「1円玉が、1枚、2枚、3ま・・・」 3枚目に出した1円玉に、俺と店員の目は釘付けになった。 俺が1円と思って出したのは。 「ねぇ、知ってる? テレホンカードさんは、でんわりょーきんの、しはらいにも使えるのよ」 小さくて、平べったくて、裏返ってるぱちぇだった。 豆知識を披露してみせたぱちぇは、やり遂げた顔でエレエレ吐いている。 「すいません、10円からでいいですか」 俺はぱちぇの上に、ビシッと10円玉を置いた。 「むぎゅっ!」 「はいっ」 店員は10円玉をぱちぇごとスッと寄せ、バッと拾う。 「ぢゅぶっ!」 「2円のお釣りです」 お釣りをスッと渡され、テーブルはリネンでサッと拭かれた。 ぱちぇまみれの10円玉は、どこにも見えない。 「ありがとうございましたー」 俺は小さな袋を手に、コンビニを出た。 何気ない日常の中の、不思議な、お話。 『俺持ってんの1円じゃなくて、薄めのぱちぇでした』 (終) 【過去作】 ふたば系ゆっくりいじめ 796 Detroit Yugyaku City 2 ふたば系ゆっくりいじめ 675 プラネット・ゆース ~きめぇ丸~ ふたば系ゆっくりいじめ 666 チューチューラブリームニムニムラムラプリンプリンボロンあにゃるぺーろぺーろ ふたば系ゆっくりいじめ 658 緊急特別SS ゆっくり割れる窓ガラスさんの謎 ふたば系ゆっくりいじめ 629 極上のすっきりプレイス(餡子ンペ09) ふたば系ゆっくりいじめ 594 プラネット・ゆース ふたば系ゆっくりいじめ 560 なずーりんに祝福を(餡子ンペ09) ふたば系ゆっくりいじめ 497 DYC ふたば系ゆっくりいじめ 453 空から降る100万のぷくー ふたば系ゆっくりいじめ 428 はげの行進 ふたば系ゆっくりいじめ 402 れいむ・マスト・ダイ(後編) ふたば系ゆっくりいじめ 379 れいむ・マスト・ダイ(前編) nue059 「スキャット・ゆん・ジョン」 nue022 「ゆナッフTV」 nue009 「ブラックペーパー・チャイルド」 二行の作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 豆紫が成長したら紫もやしになるのか -- 2011-08-04 23 22 49 豆柴www -- 2010-11-11 19 50 25 今になってやっと気付いたんだが、ぱちぇは口の形がωになってるから豆柴連想するんだな (´・ω・`) -- 2010-10-03 07 08 06 そういや何か似てる気がするわ豆柴w -- 2010-09-19 18 38 07 豆柴もブッ潰したくなる存在感だよねえ -- 2010-09-15 20 30 22 豆柴…あー、なんか似てる。 -- 2010-07-12 23 44 05 まさかの豆柴w -- 2010-06-30 00 16 26
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/225.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 36 なか/コメントログ」 いいねぇ ぶっ飛んでるぜ -- 2010-07-31 16 09 29 母親を入れてやるんですね。 分かります。 -- 2010-08-24 15 19 26 スカルファックかwww -- 2011-03-09 22 16 00